December 2007

2007年12月2日(日)
 今日から師走、毎年のこと乍ら慌ただしい時期になりました。 昨年のこの時期は、どんなことを記事にしていたのかなぁ?と、2006年12月の日記 を見ると・・・ そうでした、帯状疱疹でのたうち回り、忘年会はすべてキャンセルだったんですね。 今年は昨年の分を取り戻しているわけではないのですが、ここ数日は土日関わらず結構遅い時間まで飲んで回り、昨日は目が覚めたら昼でした。

 そんな飲んだくれ東京支社に、バンコク支局の優秀な特派員から「特ダネ」ネタが飛び込んできましたよ。

2007年11月下旬におけるバンコクのガソリン価格(おもしろタイリポートバンコク支局提供)

 うひょ〜! 日本ではガソリンが高いと騒いでますが、バンコクでもガソリンや軽油の価格が驚異的な値上がりをしていますねぇ。

2004年12月と2007年11月の
バンコクのガソリン価格比較
---2004年12月
〔バーツ〕
2007年11月
〔バーツ〕
上昇額
〔バーツ〕
軽 油14.5929.34+14.75
レギュラー18.5931.59+13.00
ハイオク19.2932.89+13.69
 編集部がバンコクにあった当時は、定期的にバンコクのガソリン価格を観測していました。 最後の記録は編集部を畳んだ 2004年12月 に価格調査をしていますが、この当時に比べると、軽油なんて倍以上の価格になっています。  ハイオクに至っては、そのまま為替換算すれば\100程度ですが、1食分の昼食代(屋台などでは、焼き飯や麺類などの料理一皿が概ね20〜25バーツ)を超える価格。 日本に置き直せば、リッター \700〜800 ほどの価値になるという訳です。

 ところで、上の写真で 28.89バーツに相当する燃料ですが、書いてあるタイ語がよく判りません。 オクタン価を示す 95 なる数字が書いてあるところを見ると、ハイオク相当の熱量を持つアルコール混合燃料あたりではないかと、編集部では推測しています。

 世界的な原油高とそれに伴うガソリン価格の上昇、日本でも一部の製品やサービスが、昨日から値上げされました。 この先どうなるんでしょうか? そろそろ世界的な省エネモードに突入しないと、地球も「倒産」するかも・・・。


2007年12月9日(日)
今年の紅葉も終盤
 12月になって、本格的な寒さを感じるようになりました。 編集部の東京支社も、寒さ対策を考えなきゃいかん!というので、先日ホットカーペットを導入。  少しは寒さを凌げるようになりました。 さ〜て、これだけで東京のこの冬は乗り切れるのかなぁ・・・?

 東京では12月になっても紅葉が残っているのですが、例年こんなもんなんですかねぇ? 感覚的には「まだ紅葉が残ってるの?」というイメージですが。 11月下旬に 仕事で 栃木県の日光に行った時は、 山の頂周辺は雪を被り、辺りには紅葉が残ってましたが、地元の方は「もう紅葉は終わり、観光客も正月まで来ないなぁ・・・」と言われてました。

 福岡に比べると晴れの日が多い東京ですが、北風が吹くと寒さを感じます。 クリスマスのイルミネーションで賑わう東京の冬を楽しんでみるつもりです。


2007年12月16日(日)
「冬の花」がお目見え
 今日の東京は朝からいい天気。 気温があまり上がらないようなことを報じていたので、厚手の上着を羽織って出かけたのですが、昼を過ぎると室内では暑いほど。 そこそこ風があったので、 場所によっては体感温度が低かったところもあったかもしれません。

 12月も半ばを過ぎようとしているのに、東京ではまだ木々に色づいた葉が残っています。 そんな中、深紅に佇む冬の花を見つけました。 例年だったら落葉の後にお目見えするので、寒さの中で一際目立つのですが、 今年は周囲にまだ紅葉が残っているので、ヒロインになるにはチョイと早い感じです。

 先週は、 また 仕事で 富山に行っていました。 福岡もそうですが、冬の日本海沿岸はドンヨリと曇った日が続きます。 この時期の富山も同様で、滞在中の天候は「曇時々雨」でした。 食事では、 鰤(ぶり)や鯵(あじ)など福岡でもお馴染みの魚を堪能でき、久しぶりの日本海側の海の幸を味わいました。 東京は、どちらかといえば鮪(まぐろ)や鰻(うなぎ)の方が多いようですね。

 富山からは昨日戻ってきましたが、羽田に向かう飛行機の窓からは、雲の上の夕暮れを見ることができました。 綺麗な景色に心洗われるひとときでした。

(左)富山ライトレールの低床電車車両 (右)富山〜東京の機上から望む15日の夕暮れ


2007年12月23日(日)
今年のクリスマスも間近
 今月の日記を見返してみると、日曜日にしか書いてませんねぇ。 じゃ、次回の日記はもう年末になる・・・のかな?(謎)

 今日、タイでは下院議員の選挙が行われています。 昨年9月のクーデター発生 以来、暫定政府などが国を治めてきましたが、 あくまでも民政への繋ぎ役として活動していた訳で、今回は総議席480(中選挙区400、地方別比例代表80)の下院議員を国民が選ぶことになります。

 昨年のクーデターにより、当時のタクシン暫定首相は国外に滞在せざるをえなくなり、彼が創設したタイラックタイ(タイ愛国)党は解散しました。 しかし、タクシン氏の影響力は東北の農村部を中心に根強く残っており、 (昨年のクーデターとタクシン氏の解説は、本サイトの「緊急解説 クーデター2006」をご覧下さい。) 今回の下院議員選でも、かつてのタイラックタイ(タイ愛国)党の流れを受け継ぐいくつかの政党が、選挙戦を有利に戦い抜くのではないかとの憶測が強まっています。

 例年であれば、この時期に本サイトにおける今年の重大ニュースを発表する頃なのですが、今年はタイでの「イベント」がまだ行われており、その結果がまだ判らないことから、重大ニュースの発表には、もう少し時間が必要です。

 昨年同様、テレビのプログラムは既に年末モードに突入。 今年も残り8日、本サイトの重大ニュースを何にしようかと悩んでる週末です。


2007年12月29日(土)
タイ下院議員選挙 非公式集計結果(12月25日現在)

政 党 名獲得議席数
中選挙区地方区
パラン・プラチャーチョン党
(国民の力党)
19934233
民 主 党13233165
チャート・タイ党(国民党)33437
プゥア・ペーンディン党
(国民貢献党)
17724
ルァム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党
(タイ団結国家発展党)
819
マッチマーティパッタイ党
(中道主義党)
707
プラチャラート党 (王国民党)415
合 計40080480
 去る12月23日(日)に施行されたタイ下院議員の総選挙、結果の最終的な公式発表には選挙違反の有無確認が必要なことから、もう少し時間がかかるようですが、とりあえずの非公式集計結果では、 右の表のとおり、パラン・プラチャーチョン党(国民の力党:親タクシン派)が総議席480のうち233議席を獲得、次点の民主党(反タクシン派)が 165議席を獲得しています。

 親タクシン派のパラン・プラチャーチョン党は、下院の与党勢力過半数を確保すべく、ルァム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党(タイ団結国家発展党)、マッチマーティパッタイ党(中道主義党)及びプラチャラート党(王国民党)との連立政権を構築する意向と伝えられています。

 タイの選挙については、バンコク都知事選2004 のページに、当時のバンコク都知事選挙の様子を紹介しています。 今回の選挙でも似たような光景が見られたこととでしょう、ご高覧下さい。

【おもしろタイリポート 2007年重大ニュース】
順位項 目参照ページ
タイ映画「レター」
日本で公開!
9月22日の日記
遂に日本で公開!
タイ映画「レター」
ガソリン価格
タイでも高騰
12月2日の日記
クーデター2006
下院選挙で
旧タクシン派躍進
12月28日の日記
おもしろタイリポート
東京支社堂々開設!
8月31日の日記
おもしろタイリポート
150,000アクセス達成
8月19日の日記
 さて、昨年から始めた「おもしろタイリポート」のサイトの今年の重大ニュース、今年も纏めてみました。

 第1位には、今年日本で公開された 2004年のタイ映画「レター」。 本サイトにも広報の依頼があり、少しばかりはご紹介のお役に立ったのでは? 10月13日から東京・新宿の K's cinema での公開が始まり、12月15〜28日には宮城・仙台の仙台フォーラムでも公開されました。

 第2位は、世界的に「流行」のガソリン価格の高騰。 本サイトでもタイのガソリン価格の実態を入手し、最後に取材した 2004年12月と比較することができました。 いやぁ倍近い値上がり、日本同様石油資源が殆どないタイの事情は、日本とよく似ていますね。

 第3位は、年末に施行されたタイの下院議員選挙。 昨年のクーデターをタイ国民がどのように判断するのか興味あるものでしたが、やはりタクシンの影響は根強く残っている結果となりました。 タイの今後の政局はどうなるのでしょうか?

 第4位は、本サイトの東京支社を華々しく開設したこと。 東京支社の開設に当たっては、石原さんの事務所にもご挨拶 に(?)行きました。

 そして第5位は、本サイトの開設以来 150,000アクセス到達を挙げました。 このサイトをご愛顧戴いている皆さんのお陰で,この年末年始は 160,000アクセスを少し超えたところです。  皆さんの重大ニュースはどんなものでしたか?

 おもしろタイリポートの編集部,2007年は今日で店終いです。 今年最後の日記は,今年も年間執筆回数を報告します。

月別日記掲載回数
年\月1月2月3月4月5月6月 7月8月9月10月11月12月合計
2002年 47
2003年 59
2004年 1310161110102
2005年11141112 1510101310129
2006年1113 2010120
2007年 72

 いやぁ、今年は日記の回数が減りましたね。 東京支局の開設に手間取った7月、8月の落ち込みが響きましたね。 昨年は10日以上書いた月が4か月ありましたが、今年は低調で10日以上書いた月はありませんでした。 そうはいえども、6年間も続いているのには、自分でも驚きです。

 本年もこのサイトをご愛顧戴きありがとうございました。 来年もまたよろしくお願いします。 それでは,佳き戊子年をお迎え下さい。