September 2012

2012年
9月9日
(日)
【山下達郎師匠@シアターライヴ】

福岡市のTジョイ博多で上映されたシアターライヴ

 8月最後の日記から、少しばかり時間が経ち(=長いことサボリ)ました。 暦と共に世間の響きも蝉の声から虫の音に替わり、いよいよ秋の気配です。

 さて、編集部では8月下旬から何故か「文化と触れあう期間」になってしまいました。 その第1弾が、今日の写真の「山下達郎シアターライヴ PERFORMANCE 1984-2012」です。  これは、達郎師匠の 1984年以降のステージから厳選の映像を約1時間半に纏めたもので、全国の10か所ほどのシアターで上映されています。(一部では既に上映期間終了) 福岡では、 JR博多駅の「Tジョイ博多」で 8月25日(土)〜9月2日(日)の期間限定で上映されました。

 実はこのシアターライヴ、昨年の新譜「Ray Of Hope」発売の際に購入者からの応募を基に抽選で招待し、このTジョイ博多でも試験的に上映されていました。  編集長も運良く当たったので、その時に一度拝見しました。 自らの公演における音には極めて気を遣う達郎師匠、その時のシアターでの音に気をよくして今回のシアターライヴに至ったとのこと。

 生のステージは通常約3時間ですが、半分の時間ながら厳選のステージ映像と、シアターにおける素晴らしい音(バランス)は、素晴らしいモノでした。  ミニシアターランキングで1位を獲得したので、追加上映や再映等の予定もあるとのこと。 博多の銀幕にも再び登場されるでしょうか? 期待したいモノです。(1)


2012年
9月10日
(月)
【ロシアのアニメ:チェブラーシカ】
チェブラーシカ@福岡市天神・IMSのチケット

 「文化と触れあう期間・その2」は、ロシアのアニメーション:チェブラーシカ (Cheburashka) です。

 チェブラーシカは、1966年にエドゥアルド・ウスベンスキーが書いた「ワニのゲーナとおともだち」という童話に何とも不思議な訳の判らないキャラクターとして初登場。  その後1969年にロシアのアニメーション監督であるロマン・カチャーノフによってアニメーション化され、ロシアでは大人気になったとのこと。

 編集部がこのアニメーションに強烈な受けたのは、夏に NHK のEテレでこのチェブラーシカの初期の作品を流していたのですが、そこに出てくるワニのゲーナの職業が 「動物園で働いている」というものでした。 ゲーナは毎朝動物園に「通勤」してワニの檻で1日を過ごし、お客のカメラにポーズを取ることなどが仕事とのこと。 夕方になって動物園が閉園になると、他の動物と共にタイムカードに記録し、上着を着て帽子を被って家に帰るというモノで、思わず笑ってしまいました。

 今回、チェブラーシカの展示を見に行ったのですが、動物園に勤務するワニのゲーナの方が楽しみだったことは、ここダケの話にしておきましょう(笑)。(2)


2012年
9月12日
(水)
【高倉健さん@「あなたへ」】
高倉健さん久々の主演作品「あなたへ」

 「文化と触れあう期間・その3」は、高倉健さんの久々の主演作品「あなたへ」です。

 「ブラック・レイン」(1989) や「鉄道員(ぽっぽや)」(1999) などに出演され、今や日本の大スターの健さん。 今回の主演は 2005年の「単騎、千里を走る」以来の作品です。

 富山と長崎県の平戸、そして福岡県の北九州・門司が主な舞台となり、各地でロケも行われました。 編集長自身が見た風景も、いくつかの場面で登場したので親近感がありました。  編集部が今回の映画に傾倒するのは、映画の舞台の親近感だけではなく、健さんが編集長の出身校の大先輩であることが大きな要因なんですけどね・・・。

 健さんも御年81歳(とてもそんな風には見えませんが・・・)、健さん自身も、自分が残すべきものを考えられての今回の作品への出演でしょう。 この映画の公開に前後して、 珍しくテレビへの露出がありましたが、健さんの話をお聞きすると「職人」的な雰囲気が満載の、まさに映画人だなぁと感じました。 もう1回くらい、見に行ってみようかなぁ・・・。(3)


2012年
9月16日
(日)
【書道界の重鎮・青山杉雨氏の遺作展】
青山杉雨の眼と書@東京国立博物館・平成館

 台風16号が九州に近づいています。 この台風も非常に強い勢力で、今日の21時現在でも 930hPa を保っています。 今夜から明日にかけて九州西方海上を北上する見込みなので、西九州では風雨に、東九州では主に雨に警戒が必要です。  編集部では、いつもは閉めない雨戸を、今夜は閉めて店じまいする予定です。

  さて「文化と触れあう期間・その4」、先日久し振りに東京に赴き、上野公園の東京国立博物館で開催されていた「青山杉雨の眼と書」の展示をトクと拝見してきました。

 青山杉雨氏(1912-1993)は昭和を代表する漢字書家で、漢字の初期の書体である石鼓文(紀元前4世紀頃)などの篆書体をベースにした力強い書風で一世を風靡された先生です。  今回この展示を見に行ったのは氏の作品のみならず、所蔵品の数々も展示されるとのことだったので、恐らく九州では開催されないだろうと、思い切って見に行った次第。 いやぁ、 日頃観る日展などとはまた違った刺激。 田黄や鶏血などの印材や、幻と言われる「トウ(さんずいに兆)河緑石」の硯など、簡単にはお目にかかれないコレクションも見ることができ、至福の1日でした。

 夜は夜で、在京の同級生の面々に場を持って戴いたので、それはそれで楽しいひとときでした。 文化と触れあう4連チャンでリフレッシュできたので、気分を新たに頑張っていきましょう!(4)


2012年
9月22日
(土・祝)

秋分の日
【九州はすっかり秋です】
今年もこの時期ですねぇ・・・
 台風16号は、勢力が大きかった割には九州本土への影響が深刻になるほどではなかったですね。 しかし、鹿児島や長崎では某かの影響があったようです。 被害に遭われた皆さまにはお見舞い申し上げます。

 今日は秋の彼岸、写真の花の時期ですね。 関東〜東北方面はまだ暑さが残っているようですが、九州では朝晩すっかり涼しくなり、蝉の声からシフトした虫の音も、早くも少しばかり静かになりつつあります。

 今年は 8月にブルームーン(1月の間に2度目の満月の日を迎えること)がありました。 この夜の天候が結構良かったこともあり、多くのブログなどで紹介されていましたね。 次のブル−ムーンは、2015年の7月になるそうです。  月といえば、この時期は仲秋の名月。 今年は 9月30日(日)がその日に当たるそうで、雲がかからないといいですね。 さて、編集部からは見れますかな?(5)


2012年
9月23日
(日)
【116年振りの秋分の日】
青山杉雨氏の色紙作品「和」(複製)

 昨日は秋分の日でしたが、9月22日が秋分の日になったのは実に 116年振りとのこと。 秋分の日といえば、ずーっと「9月23日」が定番でしたよねぇ。 来年の秋分の日は、また 9月23日に戻るようですが・・・。

 今日の画像は、先日東京に見に行った青山杉雨氏の色紙作品(複製)です。 編集部の一角に展示スペースがあるので、色紙額に入れてみました。 画のようにもあり、文字のようでもあり、見てると心が癒されます。  まぁ、人それぞれ感じ方が違うので、中には「ナンじゃ、これ?」という向きもあるでしょう。 まぁ芸術は好き嫌いの世界ですから、これはこれで、編集部の「趣味」ということで、ご理解下さいませ。(6)


2012年
9月29日
(土)
【山下達郎 OPUS ALL TIME BEST 1975-2012】
(左)37年の活動を俯瞰した「OPUS」+αと(右)「ぴあ」40周年記念 Special Issue

 遂に出ました! 早速入手しました! 本サイトではお馴染み、山下達郎氏の ALL TIME BEST 盤「OPUS」、9月26日(水)に発売になり、編集部でも早速入手しました。  同時に創刊40周年を迎えた「ぴあ」も特集号を出したので、こちらも編集部に届いています。 昨年の新譜「Ray Of Hope」以来、ほぼ1年振りのアルバムです。  某ドーナツショップが半額セールをやってたので、「ご存知の方は判る」映像にしてみました。

 音楽活動が長いアーティストは、このところ挙ってベスト盤を出しています。 既に7月には桑田佳祐さんがベスト盤を出しており、11月にはユーミンがベスト盤を出すとのこと。 達郎氏が今回のアルバムプロモーションで出演しているラジオで話していますが、 この背景には「今のうちに今の音楽メディアで形を残しておきたい」という意向があるとのこと。 ハッキリ言えば、「今やネットからのダウンロードが主流となりつつある音楽メディア界で、CD は長くない」という見方が支配的であるということです。

 さて、この先の音楽メディアはどうなるのでしょうか? 映像にしても音楽にしても、ネットからダウンロードしてモバイル端末で楽しむようになれば、CD にせよ DVD にせよ、時と共に存在が薄れていくのかもしれませんね。(7)


2012年
9月30日
(日)
【仲秋の名月&東ティモールのCOFFEE】
 泣いても笑っても9月は今日まで。 今年も残り3か月になりました。 そうです、あと3か月で 2013年です。

東ティモールの COFFEE
 今夜は満月、仲秋の名月なのですが・・・、台風17号の影響で中部〜北日本方面は、それどころではなさそうですね。 雨・風共に結構な勢力のようですから、 十分気をつけて下さい。

 仲秋の名月と直接は関係ありませんが、今日の映像は東ティモールの COFFEE 豆です。 この日記をご覧になる方の多くは唐突に思われることと思いますが、 実は数年前に久し振りに再会した中学の同級生が、この5月から仕事で東ティモールに行きました。

 東ティモールは、あまり馴染みがない国かもしれませんが、オーストラリアの北、沖縄のほぼ南にある島国。 かつてはインドネシアの一部だったのですが、 2002年に独立した新しい国です。

 同級生の彼から、東ティモールでは COFFEE が輸出されていると聞いていたので、先日これを見つけた時には思わず買ってしまいました。 この豆は浅煎りでしたが、 サッパリした酸味で飲みやすい味でしたよ。 皆さんも東ティモールの COFFEE を見かけたら、一度試してみては如何でしょうか。(8)