May 2016

2016年
5月5日
(祝・木)

(子供の日)
【春の大型連休2016】
 今年の大型連休、思い切って休みを取れた方は10連休? 一方でこの時期が書き入れ時と、お忙しい方も少なくないかと思います。 お疲れさまです、有難うございます。

満開を少し過ぎた今年の藤

 編集部では予算が乏しいこともあって、大型連休中には特別な取材や企画などもなく、まぁごく普通に日々を送っています。

 例年この時期は藤の花が見頃です。 いつも見逃すのですが、今年は福岡城址の舞鶴公園に取材に行ってみました。 この写真を見ると程よく花房が下がっていていい感じですが、近くに寄って見ると既に満開を過ぎた感じでした。

 福岡県には藤の見どころがいくつかあり、北部では北九州市八幡東区の河内や八幡西区の吉祥寺(きっしょうじ)、南部では福岡県八女市の黒木(女優の黒木瞳さんの出身地)の大藤などが有名です。

 一連の祝日は今日で終わりですが、週末までは「連休モード」の方が多いのではないでしょうか? 残りの日々、有意義にお過ごしください。(1)


2016年
5月15日
(日)
【大阪に集った日中の逸品】
「王羲之から空海へ」が開催されている大阪市立美術館(右)

 この週末、福岡はかなり気温が上がって初夏を思わせる陽気。 今日の福岡の最高気温は 15:00 に 29.3℃を記録しました。 早くも熱中症対策が必要なようです。

 さて、このところ大阪には日中の書蹟の名品が集結しているとの情報を得た編集部は、少ない取材費を工面して、大阪市立美術館に足を伸ばしてみました。  流石に「王羲之から空海へ」と銘打った展示だけあって、中国の後漢〜魏時代の初期の楷書〜行書から、東晋時代の書聖・王羲之の十七帖、蘭亭序等の超絶品をはじめ、垂涎の逸品が「これでもか!」と言わんばかりに並んでいました。

 隋の智永、唐の四大家:虞世南、欧陽詢、チョ遂良(チョ=衣へん+「者」の旧字体) そして顔真卿の作、北宋時代の蘇軾や黄庭堅、明の時代の祝允明、文徴明、董其昌、張瑞図や黄道周、そして清の時代の王鐸の躍動的な筆跡や呉昌碩など。  書道の教科書には必ず載っている数々の名品を一度に観ることができる素晴らしい機会です。

 日本では、中国から漢字が伝わった直後の飛鳥〜奈良時代の写経から、平安時代の三筆:空海、橘逸勢、嵯峨天皇の書蹟、小野道風、藤原行成から紀貫之など、漢字からかなへの変化、そして江戸時代の良寛や池大雅まで、日中書道史概観を肌身を持って体感できました。

 編集部では、最も敬愛する虞世南の「孔子廟堂碑(臨川李氏本)」の唐拓を目の当たりにできたので、感激でした。 今日は、かなり偏った内容の日記になってスミマセン。(2)


2016年
5月29日
(日)
【さようならダイエー>イオン西新店】
(左)ダイエー時代の店舗(2015年9月撮影) (右)看板変更後のイオン西新店の近影

 福岡市西部の拠点、西新。 昨年7月の西新エルモール「プラリバ」の閉店 に引き続き、また一つショッピングセンターが姿を消します。

 1967年に開店したユニード西新店を起源とするイオン西新店です。 このエリアでは、「プラリバ」と双璧をなしていた商業施設で、老朽化は否めませんでしたが、地上5階の建物は昭和のスーパーマーケットの雰囲気が漂っていました。

イオン西新店閉店の告知

 昨年8月までは、長いことダイエー西新店でしたが、ダイエーがイオンの子会社になったことから9月に営業権がイオン九州に継承されました。  その後も暫くはダイエーの看板が威容を誇っていましたが、10月頃にイオンの赤い看板に変わりました。 この頃から、店舗の品揃えに変化が始まり、地元の皆さんには「買いにくい」スーパーに変容していったようです。

 専門店が集まっていた「プラリバ」に較べると、大衆感漂う身近な店でした。 1階の食品売り場も遅い時間まで営業し、仕事帰りの皆さんに重宝される店舗でした。

 ここは1958年に丸栄西新店として開店した店舗を 1967年に改築してユニードとし、その後トポス、ダイエーへと変遷していった歴史ある大型商業施設です。  周辺には八百屋や肉屋、乾物屋などが店を開き、昭和の時代の「市場」の雰囲気を味わうことができました。

 イオン西新店の閉店により街の雰囲気も変わるでしょうけど、西新も少しばかり寂しくなりそうです。 地元のコア店舗として48年間営業してきた店舗に感謝すると共に、残りの2日間の最後の賑わいを祈ります。(3)