January 2018

2018年
1月21日
(日)
【平成戊戌歳 今年もよろしく】
年明け早々から「B型」御神籤!


 平成戊戌の歳、今年もよろしくお願いします。 今年は年明け早々から「インフルエンザB型」の御籤を引き当てて、元日から 38℃を超える発熱に見舞われました。  年末年始の休日中だったので、この時期、神社仏閣にもひけをとらない賑わいを誇る地元の急患センターに初詣。  今年の3しゃ参りは、医者から始まりました(註:ここでいう「3しゃ」は、神社・会社・医者を指します(笑))。  編集部の営業開始は遅れに遅れて、本日・21日(日)になりました。 「何をしとるんじゃい!」という、お得意お客さまの怒号が聞こえてきます...。

 このサイトをオープンして、今年で18年目です。 今や「月誌」と化している(笑)日記も、書き出してから17年目を迎えます。  ほぼ、備忘録のようなものですので、寛大に見守ってやってください。

 このサイトをご贔屓戴いている皆さまにとって、この戌歳もよい年になりますよう、編集部一同、心からお祈り申し上げます。

 この年末年始の間に、本サイトのアクセスが 255,000 に到達しました。 皆さまの、日常のご贔屓に深く感謝します。(1)


2018年
1月29日
(月)
【年明けの上京】
東京国立博物館と台東区立書道博物館、
台東区立朝倉彫塑館の連携企画
「呉昌碩とその時代〜苦鉄没後90年」
呉昌碩最晩年・82歳の時の作
生涯を通じて研究した石鼓文の
粋が凝縮されている

 例年、この時期は上京するのですが、今年も「江戸参り」に行ってきました。 最早恒例になっている東京国立博物館と台東区立書道博物館の連携企画「呉昌碩とその時代〜苦鉄没後90年」を観てきました。  呉昌碩(ごしょうせき)(1844-1927)は、清末期〜中華民国初期に優れた書・画・印を残した文人で、日本でもよく知られています。 彫刻家の朝倉文夫(1883-1964)とも親交があったことから、もとは朝倉のアトリエと住居だった台東区立朝倉彫塑館でも作品が展示され、今回は実質的に三館連携企画となりました。

 書道を志す人であれば、「呉昌碩」といえば「石鼓文」と反射的に出てくるほど、呉昌碩は生涯を通じて石鼓文にこだわりました。 石鼓文とは、中国最古の石碑で秦の戦国時代(紀元前770年頃)の文字といわれ、日本ではハンコに使われる篆書体のひとつです。  他にも金石の研究を極めたので、呉昌碩の篆刻は独特の世界を築き、日本の篆刻界にも大きな影響を及ぼしています。

 画は松や梅などの植物を主体に描き、書作は行草体の力強い作を多く残しています。 今回新たに会場として加わった朝倉彫塑館では、朝倉文夫の作品の間に、呉昌碩が朝倉文夫に宛てた書簡などが展示されていました。(2)

台東区谷中の朝倉彫塑館
今回の展示では呉昌碩が朝倉文夫に宛てた手紙などが公開された