May 2003

2003年5月3日(土)
バンコクのラーメンの屋台
こういうところでは1杯20バーツくらい

 日本ではゴールデンウィークの後半で,首都圏の高速道路などは朝から渋滞が始まっているようですね。 こちらタイでも,5月1日はメーデー,5日はチャッタ・モンコン(現国王ラマ9世の戴冠記念日)と, 休みが続きます。 ジツは,私は2日にも休みを取ったので,実質5連休! でも,SARS 騒ぎ〜タイではそれほど深刻ではありませんが〜のため,どこへ行く気もせず,バンコクでじっとしています。

 そろそろ乾季が終わり雨季が始まる頃ですが,そういう気配はなく暑い日が続いています。 アジアらしく何の前触れも無く,突然の雨季入りとなるのでしょうねぇ。

 今日から新企画!ラオス旅行記のアップを始めました。 今までの「慣例」からすれば,旅行後1年でアップ完結というパターンですが,今回は如何に? ご高覧下され!


2003年5月11日(日)

奥が深い意味を想像するバンコクの歩道橋の一つ

 待望の雨! 昨日,5月10日,住まいの周辺は殆ど一日雨でした。 お陰で昨夜はエアコン不要の快適な夜,今日も朝から爽やかな心地です。 このページの権威ある(どこが?)記録によると, 昨年は5月4日が雨季入りだったので,今年もこの雨をもって「雨季入り宣言」をするならば,昨年よりは少しばかり遅れ気味ですかね。 でも,巷では異常気象の影響で雨季入りが遅れるのではないかとの噂も飛び交っており, ここのところは予断を許さない(?)状況です。

 タイの5月は祝日が多く,1日(メーデー),5日(国王戴冠記念日),8日(春耕節)そして15日(仏誕節)と毎週のように続きます。 日本からだとなかなか行かないところで,行ってみたいところはあちこちありますが, 毎日のように患者数の増加が報道されている SARS には辟易です。 とはいえ,自分の身は自分で守るという基本は,自分自身にも言い聞かせ続ける必要があります。

 ここのところ,本家のページラオス旅行記を更新しておりますので,ご高覧下さい。


2003年5月18日(日)

見渡す限りの干潟

 SARS で出かけることを暫く控えていましたが,近場ならよかろうと,バンコクの一部の日本人の間で人気の「レヌカーツアー」に参加し,今日は潮干狩りに行ってきました。  この「レヌカーツアー」を主催するレヌカー女史はもう年配の方ですが,生物,気象,美術,歴史,地理などに造詣が深く,ツアーではこれらの解説もあり,なかなか勉強になります。  我が家族が仏教遺跡に嵌りかけているのも,実はレヌカー女史の影響が大なのであります。

 閑話休題,行った場所はバンコクから車で西に1時間ほどのメクロン川(「戦場に架ける橋」のクワイ川の下流です)の河口に拡がる干潟です。  いやぁ,凄いですね,「大陸」の干潟って感じ。 何でも今日は大潮で(そういえば,昨夜は満月に近かったが...)潮の引き方もハンパじゃないそうな。  浜から舟をチャーターして,かなり沖の干潟まで出かけます。 手持ちの道具で掘り出すと,やぁ居るは居るは,アサリじゃないけど,蛤のような貝が大小ウジャウジャ出てきます。  子供達も,エビやカニ,ヤドカリやカブトガニなど浜辺の生物と戯れています。 一番喜んだのはカミハンです。 「久しぶりの貝掘り!」と張り切って沢山採ってました。

 今日の収穫は,5kgほど。 とてもウチだけじゃ食べきれないんで,近くにお裾分け。 下には今日最大級の収穫物と,質素ながら「本当の味」だった今日の夕食のメニューです。 いやぁ, 旨かったぁ! ご馳走さま〜。

今日の収穫の最大級(左) 大きいのはバター焼,小さいのは貝汁に(右)


2003年5月24日(土)


伊勢丹が入っているワールドトレードセンター前
に祀られているガネーシャ

 5月11日の日記で待望の雨を書きましたが,その後雨季らしい雨はあまりありません。 やっぱ,今年の雨季入りは遅れているようです。 今日も日が沈む頃にひと雨来ましたが, 降り方が「甘い」感じでした。 まぁ,お陰で今夜は蒸し風呂ではなさそう...。

 こちらに住み始めて2年が経とうとしていますが,必須のタイ語はサッパリ。 しかし,ヨメはんがタイ文字を習っていることや,自分自身も文字に興味があることもあって,最近僅かながらですが, タイの文字が読めるようになり始めました。 まぁ,スピードは牛歩,いや「蝸牛歩の如く」というところですけどね。

 文字が読めると正しい発音が判るようになります。 また,日頃耳にしている日常語に関しても,他の単語との関連に気づくことができ,言語に関する理解が深まります。  言語を理解するということは,その歴史,文法,構成文字の成り立ちなどから,その国の文化や風習,考え方,歴史上の地理的な繋がりなどが「見える」ようになるのです。

 例えば,タイ語で『水』を意味する「ナ〜ム」。 社会の時間にタイを流れる川を "メナム川" と習った方もあるかもしれませんが,この "メナム" とは,母:「メェ」なる水:「ナ〜ム」,すなわち川そのものを指すタイ語なのです。  (ちなみにバンコクを流れるタイを代表する川は「メェナ〜ム・チャオプラヤ」:チャオプラヤ川というのが正しい呼び方です。) 面白いことに「ナ〜ムダー」というタイ語がありますが, これは何を隠そう「ナ〜ム」:水+「ダー」:目,そう "涙" なのですよ! どうして日本語とよく似ているの? 中国語で涙のことは何というのかなぁ? 興味は尽きませんな。

 更に,他の言葉に興味を持つと,我々が使っている日本語の簡単さや難しさがよく判ります。 この辺はこちらに私見を綴ってますので,ご高覧下さい。

 今日でやっとのことでラオス旅行記を仕上げました。 今回は早かったなぁ,いつもこれくらいのスピードだといいんだけど...。 さて,次のネタや如何に?