上の写真の例は,一般車両のナンバープレートです。 上の段は記号または番号,下の段(上の写真では青で囲った(A)の部分のタイ文字)はナンバープレートが発行された場所を示しているようです。
写真の例は「クルンテープ・マハナコーン」(バンコクのタイでの正式名称は,「クルンテープ・マハナコーン」に始まる長い長〜い名前です。 一般的にタイ語では「クルンテープ」と呼ばれています。 詳細は「世界一長い地名を探る」のページをご覧下さい。)と書いてありますので,バンコクで登録したことを示しています。
下にナンバープレートの実例を示しますが,日本では緑ナンバーが営業車ですから,タイの黄色ナンバーと対応させれば判りやすいかと思います。
営業車の中でも,空港などでよく見かけるリムジンの一部(ベンツやボルボが多い)は薄い緑地に白字のナンバーをつけていますが,登録台数が少ないからか,数字は3桁以下のモノが多いようです。
タイのナンバープレートで特徴的なのは普通車と大型車のナンバーが区別されていること,それに新車用の特別ナンバーがあることです。 普通車と大型車の境目は,これまでの考察では「トラック」「バス」は大型車となっているようです。
10人乗りくらいのマイクロバスは普通車のナンバーを付けている車と,大型車のナンバーを付けている車と両方あるようで,境目が明確ではないようです。 ちなみに,この国では普通車の乗車定員が明確でなく,タクシーでさえ法令上は運転手を含めて7人とか,
8人とか聞いたことがあります。 (実際,運転手以外に前に2人,後ろに5人の大人がタクシーに乗っている風景を度々眼にしたことあり)
また,新車は登録後数週間〜1か月ほど赤ナンバーを付ける義務があります。 実際はディーラーが「正式ナンバー」を貰ってくるようで,赤ナンバーはそれまでの仮登録のようなものらしい。
この赤ナンバーは,一般車,営業車共通ですから,タクシーで赤ナンバーが付いているモノは,正真正銘の「新車」なのです!
話によると,この赤ナンバーは,夜間運転禁止とか,高速道路乗り入れ禁止とかいくつかの制約があるそうですが,実質的には守られていないケースが多いようです。(詳細は未調査)