January 2002

2002年1月1日(火)
2002年バンコクの初日
 あけましておめでとうございます。 バンコクで初めての正月を迎えました。 いやぁ,昨年はバタバタとバンコク行きになりまして,ちょっと落ち着かない1年でした。

 日本からの「カエレ・コール」はありませんでしたので,この正月はバンコク市内のチャオプラヤ川(メナム川) 河畔のホテルに泊まってユックリ過ごしました。 いやぁ,さすがタイランド,西洋人が多かったですね。  クリスマス〜年始の休暇を利用して,暖かいタイでごユックリという典型的なパターンです。

 大晦日は,"Gala Dinner" とかいって特別メニュー,「お一人様5900バーツ(今は\17700位)がオススメでございますが。」   冗談じゃない。 ウチはそれでなくても人口が多い(大人×2+8歳,5歳&2歳)ので,これはパス。  同じホテル内の楽しい鉄板焼きで大晦日の夕食をとりました。 NHK の衛星TVで,こちらの22時(時差は2時間)には 「行く年来る年」,なんか実感無いなぁ...と夢うつつの中,0時を期して数十発の花火が上がってました。

 年が変わって元旦,早く起きて初日を拝みました。 日の出は 6:40過ぎ,実際は 6:50頃に「出現」しましたが。 上の写真は川の西岸からの「初日の出」であります。 初日を拝むなんて,まぁ,日本人を実感です! 

チャオプラヤ川の水上タクシー
    タイは仏教の国なので「神社」はありませんが,正月は3社参りならぬ「3寺院参り」と勝手に銘打って, ワット・プラケオとワット・アルンに行きました。 本当はワット・ポーにも行きたかったのですが,途中で, 世界一と賞されるオリエンタルホテルで道草食ってしまった(とても泊まれないので,お茶飲んだ)ので,結局は「2寺院参り」になってしまいましたが。

 ワット・アルンからの帰りは,水上タクシー(右の写真)にチャレンジ! ホテルに戻るまで 400バーツ(約\1200)と言われましたが, "サムロイ・ハースィップ (350)" と 50バーツの値切りに成功! いい気分で 20分ほどの「クルージング」を楽しんできました。  

夕日に映える(?!)ワット・アルン
 船上からは左の写真の如く,夕日に映える(ちょっと時間が早かったが)「暁の寺」こと, ワット・アルンの姿を見ることができました。 この正月,バンコクは東京と同様,車がグンと減るので,殆ど渋滞はありませんでしたが, 通常の渋滞はキチガイ沙汰! 見えるところまで行くのに2時間なんてこともザラです。 こんな時は, この水上タクシーが結構威力を発揮するんじゃろなぁ...と一人勝手に物思いに耽ってましたが。 

 さて,バンコクでは明日から「もう」仕事です。 正月3が日なんてのは,あくまでも日本標準,こちらじゃ休みは元日のみです。   それでは新年の初仕事に備えて,そろそろ寝るとしますか。


2002年1月2日(水)

 さて,今日から仕事はじめ。 バンコクの「初仕事」ってどんな感じなのだろう? と,期待と不安半々でいつものように,いざ出勤!

 普段より車は少な目か? でも高速道路は下の写真の如く, いつものように渋滞している。 日本のように正月飾りを付けている車もなければ, 着物のような「正装」の人も殆どいない。 ホントに今日が1月2日なの? と疑うほど。 まぁ, 我々日本人にとって "生温い" バンコクの空気は,正月の雰囲気とは程遠いようです。

いつもと変わらぬ1月2日の渋滞
 さて職場に到着,いつもの顔なじみの皆さんに,今日ばかりは 「サワディー・ピー・マイ・カップ」(新年おめでとうございます)。 でも,挨拶はただこれだけ。 "昨年はいろいろとお世話になり,有難うございました。 今年もまた変わらぬご愛顧を" なんぞという堅苦しい挨拶なんて, 一切ありません。 いつもの「サワディー・カップ」(おはよう!)に「ピー・マイ」を付け加えただけで, 休み前の元の『現実』に,いとも簡単に戻っていくのです。 いささか,気が抜けたというか, 過度に期待したのが悪かったのか。 いや,タイの人たちに言わせると,「どうして,正月にそうも大袈裟に挨拶を交わさなきゃいけないの?」 ってところでしょうね。

 そうはいっても日本人ですから,年末に上げていた御神酒を職場のみんなで分け合うと, 事務を手伝ってくれているこちらの女性が「これはイケル!」というので,残りを差し上げました。 ちなみに,同じタイ人でも, のんベェのおじさんは,ちょっと顔をしかめて飲んでました。 仕方ないですよね,日本人がいきなり中国の老酒を飲まされるようなものですから。

 さて,とりあえず2日続けたので,大義名分は立ちましたな。 次回はいつか? 期待せず,気長にお待ち下さい。


2002年1月12日(土)

 おぉ,前回の日記からもう10日も経ってしまいましたね。 「予告どおり」のいい加減さです。  ここ数日,体調が悪く「マイ・サバイ(マイ=Not,サバイ=Good/Well/Fine)」な日が続いてました。
医者で貰った「ポカリ・スウェットもどき」
 9日(水)の夜から食欲が一気に減退,便が緩くなり液体状態,この夜は数時間おきにトイレ通い。 翌朝には発熱し 38℃近くまで上昇しました。 恐らく「食当たり」でしょう。 まぁ,この国の衛生状態を考えれば, 食べる場所にもよりますが,いつ当たっても不思議ではありません。 これまでに職場の上司も, うちのヨメも "突然食欲減退,下痢発熱" という症状が見られました。 心当たりは?と聞かれても, 頻繁に外食をする私にとっては,「どれも」心当たりの対象ですかな。

 さて,こういう時にどうするか? 私の場合,医者に行くほどじゃなければ,粥かうどん食べて,ポカリ・スウェット飲んで脱水症状に気をつければ, 大体は回復します。 ところがタイでは何食べていいのか...。 うどんは入手可能ですが,それなりの味のものはそれなりの値段です。

  ポカリ・スウェットは,「なんでもあり」のバンコクのことですから探せばあるのでしょうけど,まだ見たことがない。 こんな時の「頼みの綱」は以前,医者から貰っていた "Electrolyte Beverage Powder" (まぁ「アルカリイオン飲料粉末」ってところですかね?)がありました。 上のラベルに「ポカリ・スウェット」と書いてあります。

 結局,この「ポカリ・スウェットもどき」飲んで,粥食べておとなしくしてたら,今日は何とか「サバイ」の状態になりました。 この週末養生してれば,来週からは元どおりに復帰できるでしょう。


2002年1月16日(水)

 今週の日本は,月曜日が成人の日で3連休でしたね。 タイの1月は1日の元日以外は公式の休日はありませんが, 今日は「先生の日」だそうで,タイ全土の学校は休みでした。 「生徒だけ登校して自習すればいいのに」と思っても, 先生のいない学校で,子供が勉強なんぞする筈はありませんな。

 タイに住み始めて半年が経過しました。 最近は半分「飽き」が来てる感じで,かつての "あの時" のような新鮮さが随分薄れてきました。 毎日食べる昼食も,〜そりゃ,アメリカに居たときに毎日ハンバーガーやサンドウィッチばかり食べてた時よりはマシですが〜いつもだいたい同じもの。 日本で言うところのラーメンか,チャーハンか,かしわ飯か...。 でも,いつも20〜30バーツで済むので,いいかな。

洗濯物が沢山! さて何時でしょう?
 いつもは 7:30 に出勤するのですが,何気なく外を見ると,こちらのアパートには早くも洗濯物が「鈴なり」です。 この国の朝のスタートは,日本に較べるとかなり早い感じがします。 まぁ,自分が遅いだけかもしれないけど。

 今日は,職場の女性(秘書兼通訳兼経理担当マネージャ?のタイ人)が,「朝6時に家を出て,職場に 6:45 に到着。 それから美容院へ行って髪を切ってきたの。」と,さも当たり前のように話してました。

 そういえば,バンコクの美容院は朝5時から店を開け,OL 達は出勤前の「朝シャン(古いなぁ〜)&朝カット(?!)」 をそこで済ませるようなことを,何かで読んだなぁ。 "へぇ,バンコクの朝って早いんだなぁ" とその時は思ったものの,まさか, 自分の身近で実感するとは思ってもいませんでした。 でもよく考えると,彼女にとっては当たり前のことなので, ビックリする日本人のほうがオカシイんでしょうね。

 観光客がタムロする歓楽街は夜遅くまで賑わいが絶えませんが,一方で,我々の想像以上に朝早くから活動し, 日々の生活を送っている人たちも沢山いることを,住んでみて初めて実感しています。


2002年1月25日(金)

 今日は写真無しです。 最近「取材」の意欲もかなり薄れたなぁ。

 今日は市場(露天の集合体のようなもの)で,紳士用の靴下を買ってきました。 靴下はいくつか持って来てたけど, そろそろ草臥れてきてたので,買おうかなぁと思ってたところ。 日本のフク○ケのやつで Made in Thailand だけど, まさかニセモノじゃなかろう。 さて,いくらだったと思いますか?

 それがなんと,4足で 100バーツ! 今は,円が弱くなったから1バーツ=3.1円くらいですが,それでも1足 \80 位です。 値切ろうかなと思ったけど,元が安かったので今日はやめました。 さて,履き心地,耐久性はいかに? またお知らせしますね。

 今日はこれだけ。 また書きます。