面　積	51.3万平方km （日本の1.4倍）
人　口	6,000万人 (1999)
首　都	バンコク　人口 約600万人 (1990)
公用語	タイ語，他に国境付近では周辺の国の言葉も通用
宗　教	仏教（小乗仏教）95%以上，他はキリスト教， イスラム教など（信仰の自由は認められている）
民　族	タイ民族 75%，中国系 14%，その他マレー系， クメール（カンボディア）系，少数民族など
通　貨	バーツ (Baht)... 約2.7円/バーツ(2001年７月現在）
観光客	年間695万人 (1995)... 日本の約４倍
在留邦人数	23,000人 (1997)，日系現地法人数：1275 (1997)
【出典：データブック・オブ・ザ・ワールド 1999版：二宮書店】

　タイの詳しい解説は他に譲るとして，これらのデータからどんな国を想像しますか？　少なくとも 首都のバンコクは日本の都市と較べても遜色はありません。

　タイは，歴史上他国に占領されたことがない東南アジア唯一の国です。　日本との繋がりは 古くからあります。　バンコクの北80kmに位置するアユタヤ郊外の「日本人町跡」には，17世紀に この地に住み，当時の22代ソンタム王に重用された山田長政など，当時の日本人居住区の様子が 解説されており，公園として整備されています。　新潮文庫から出されている遠藤周作の「王国へ の道」は，山田長政の物語です。

　国民の誇りは高く，また国王や国に対する忠誠心も素晴らしいものです。　公的機関では毎日， ラジオで流れる国歌に併せて国旗を掲揚（朝８時）・降納（夕方６時）しています。　アメリカ にいたときも，アメリカ国民の忠誠心には驚きましたが，タイではアメリカ以上の感じを受けます。　というより，日本人の忠誠心が「国際平均」よりも低いのかもしれません。

　観光ヨシ，住むもヨシ，これからタイのリポートを少しずつご紹介しますね。