October 2014

2014年
10月5日
(日)
【母里太兵衛&柳原白蓮】
 あ〜あ、9月は2回しか書きませんでした。 サボリやなぁ。 福岡ソフトバンクホークスが、最終戦でリーグ優勝を決めて、今年も残り3か月です。

13回目を迎える神田紅さんの福岡での独演会

 秋は芸術の季節。 最近、あまり本を読んでませんが、昨日は福岡出身の講談師・神田紅さんの独演会を聴きに行きました。 紅さんの講談を聴きにいくのは 2012年の芸道35周年公演 以来です。

 地元が福岡の紅さん、今回はテレビの流行にあやかって(?)、黒田官兵衛に仕え、黒田節のモデルになったと言われる「母里太兵衛」を古典講談で、また花子とアンでも話題になった女流歌人・柳原白蓮の物語を創作のドラマティック講談で熱演されました。

 ゲストには、これまた地元の出身(ご自宅は編集部から歩いて15分程度のところらしい)の上方落語家・桂そうばさんがおいでになり、酔っ払いが登場する落語を披露して戴きました。 ホントは飲んでたんじゃない?と思うほど「お上手」な酔っ払いぶり。  案外、このような方は下戸と言われることが多いようですが、果たして真相や如何に?

 台風18号が、結構な勢力で九州南部〜四国方面に近づいています。 皆さん、ご注意下さい。(1)


2014年
10月13日
(祝・月)

体育の日
【台北故宮特別展@九国】
 先週に引き続き、今週は台風19号が日本を縦断しています。 九州は通り過ぎましたが、関西以東はこれから影響がありそうです。 皆さん、十分気をつけて下さい。

 さて、この週末、台風が来る前に、以前から期待していた台北國立故宮博物院特別展を、太宰府天満宮近くの九州国立博物館に観に行ってきました。

九州国立博物館で始まった台北國立故宮博物院特別展「神品至宝」

 この特別展、今回は東京国立博物館と九州国立博物館の2か所のみでの開催で、多くの来場者で賑わっていました。 先発で行かれた知人に、鑑賞の時間帯の作戦について、アドバイス戴いていたので、待ち時間も殆ど無く、ほぼ思うように観ることができましたよ。

清の時代の珠玉の逸品
豚の角煮こと「肉形石」

 今回の目玉は、左の写真の「肉形石」。 清の時代の白眉で、思わずヨダレが出そうです。 東京限定では玉(ぎょく)の白菜「翠玉白菜」が展示されていたので、観に行きたかったのですが...。 この豚の角煮は九州限定です。  他には、王羲之の蘭亭序・定武本(「定武蘭亭序巻」)も九州限定展示でした。

 皆さんが日頃使われるハンコに代表される篆書よりも、もっと古い西周の時代(紀元前8〜9世紀頃)の文字が刻まれた「散氏盤」もありました。 これは、今でも書道を志す人にとって、文字の原型を勉強するお手本になっています。

 また、印材(ハンコにする石)の最高級品といわれる田黄(でんおう)に刻された9顆1組の印璽「鴛錦雲章(えんきんうんしょう)」なども観ることができ、感激でした。 (2)


2014年
10月19日
(日)
【博多灯明ウォッチング2014】
 この週末は久し振りに台風なし。 天候も良く、あちこちでいろいろなイベントが開催されたようです。

 編集部では、昨日(10月18日:土)に開催された「博多灯明ウォッチング2014」を見に行きました。

博多二〇加(はかたにわか)をテーマにした灯明@博多小学校グラウンド

 今年で20回目を迎える「博多灯明ウォッチング」。 博多の秋の夜を彩るイベントとして、すっかり定着した感があります。 地元の博多っ子の皆さんが、それぞれに灯明を手作りし、通りや公園、学校の校庭などに灯明を並べて、幻想的な雰囲気を作っています。

それぞれに工夫した灯明

 街中の小さな神殿には献灯が、学校の校庭には切り絵のような装飾を施した灯明が、数えられないほど並べてあり、心安らぐ、綺麗な黄昏でした。(3)


2014年
10月26日
(日)
【特別展・九州仏@福岡市博物館】
 福岡ソフトバンク・ホークスは、クライマックスシリーズの最終戦で何とか日本ハムとの接戦を制し、日本シリーズに進出しました。 25日(土)の阪神タイガースとの初戦は、残念ながら敗れましたが、今日からの反撃を期待したいところです。

特別展・九州仏@福岡市博物館

 福岡市早良区にある福岡タワーの近くにある、福岡市博物館では、10月12日(日)から「特別展・九州仏」が始まりました。 タイをはじめ、東南アジア諸国で仏像の研究(?)をしてきた編集部としては、興味ある展示です。

 九州の仏像は、大分県の宇佐と福岡県の太宰府から各地に広まったそうです。 大陸の影響を受けたものや、日本で「トレンド」だった近畿方面の影響を受けたものが、各地の寺院に安置されています。

 福岡は、福岡市や太宰府周辺に比較的多くの由緒ある仏像があり、今回も多くの仏像が展示されていました。

 日本の仏像と比較するために、編集部が「研究」した東南アジア各国の仏像の写真をいくつか並べてみました。 いずれも各国を代表する仏像です。


ミャンマー:シュウェダゴン・パゴダの仏像

ラオス:ルアンパバンの仏像


タイ:スコータイの仏像

中国:龍門石窟の仏像

 ミャンマーの仏像は他の国と較べると、眼をギョロっと見開いたものが多く、特徴的でした。  2003年1月に「現地視察」に行ったときの記録が こちら にありますので、興味ある方はご覧下さい。

 中国の仏像は、龍門石窟・奉先寺洞の廬舎那(るしゃな)仏 です。 他の仏像に較べると比較的「真面目」な顔立ちで、日本の仏像に近い雰囲気ですね。

 東南アジア方面は。どこに行っても仏教寺院があるので、日本の参拝方法や仏像との違いを較べてみるのも面白いかもしれませんよ。(4)