China Report 4.3

河南省・龍門石窟
〜全容〜

伊河の右岸(東側)から望む龍門石窟全景


UNESCO の世界遺産の一つ龍門石窟
 河南省北西部の街・洛陽から南に約14km。 洛陽の街を流れる洛河とは洛陽市の東隣の偃師市内で、そして黄河と鞏義市の神北で合流する伊河。  この右岸に龍門石窟があります。

 龍門石窟の長さは約1km。 北の洛陽側から入って歩くのですが、南の端までを見て回ると、最低でも2時間は必要でしょうか。

 ここは、世界遺産の登録基準のうち、
@ 人類の創造的才能を表す傑作であること
A ある期間、あるいは世界のある文化圏において、建築物、技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展における人類の価値の重要な交流を示していること
B 現存する、あるいはすでに消滅した文化的伝統や文明に関する独特な、あるいは稀な証拠を示していること
(「世界基準の登録基準」による)
により、2000年に UNESCO の世界遺産に登録されました。




龍門石窟の入場料は60元(日本円で約850円)
 前日に洛陽入りしていたので、この日は宿から朝一番に出てきました。 現地に着いたのは 8:30。 龍門石窟北側には広い駐車場があり、ここで入場券を購入。  窓口には大きな表示で「票價 60元」と掲げてあります。 「票價」とは入場料の意味、まぁ意味が判らなくても「60元」と書いてあれば、入場するのに60元払う必要があることが何となくわかるもの。

 伊河を左手に見ながら南に向かって歩いて行くと、伊河に架かる大きな龍門橋を潜って龍門石窟に入ります。 この日はあいにくの小雨、傘を差さなければならないほどの雨ではありませんが、 かといって傘を差さなければ程よく濡れてしまうという中途半端な天候。 傘を開いたり閉じたりしながら、龍門の石窟巡りをスタートしました。


龍門石窟北端の龍門橋 「龍門」と UNESCO 世界遺産の表札が掲げてある


 それでは、いよいよ龍門石窟のご案内。 このサイトでは、歴史に沿って古い順番にご紹介します。 まずは古陽洞からのご案内です。


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