それではヴィエンチャンの街を,少しばかり散策してみましょう。 正直言って「コレ!」といって見所は無いのですが,『ここがホントに一国の首都なの?』と思えるほど,
時がノンビリ動いているようにさえ感じます。
まずは,この街でもちょっと目立つ存在,パリの凱旋門にそっくりな Patuxay(パトゥーサイ)に行きます。 内部の解説(左下の写真)によると
『Lane Xang 通の北東端に聳えるパリの凱旋門を模した巨大な建造物,ここは "Patuxay"(パトゥーサイ),
またの名をヴィエンチャンの勝利門といい,1962(仏暦2505)年に建造されたが,相次ぐ戦乱の歴史下では完成しなかった。 (当時は)近くで見ると,単なるコンクリートの固まりに過ぎないつまらない物であった。 (漸く完成した)現在,
この地はヴィエンチャン市民の憩いの場として定着し,7階(建て相当)の屋上からは市内を一望できる素晴らしい展望地となっている。』
と書かれています。(拙訳でスミマセン) ここは,長く続いたラオスの内戦で犠牲になった人たちの慰霊碑として建てられたそうです。 ここは,ラオスがかつてフランスの植民地だったことの名残を感じます。
この Patuxay の周りは,ご本家パリの凱旋門同様周りを道路が囲んでいますが,十分に舗装されていないので,土埃をまき散らして車が左回りに進んでいきます。 暫く此処に居ましたが,何だか落ち着く感じで,いつまで居てもいいなぁと感じました。