Myanmar Report 2.2

シュウェダゴン・パゴダ
〜その1〜

シュウェダゴン・パゴダの夜景 金色の仏塔が美しく輝く

 ヤンゴンと言えば,シュウェダゴン・パゴダ。 ミャンマーの言葉で「シュウェ」は金,金色,「ダゴン」はヤンゴンの旧称(東京がかつて江戸と呼ばれてた感じ?)。 ということは「金色に輝くダゴン(ヤンゴン)の寺院」と言う意味,まさに見てのとおりの寺院です。

 この寺院の原型は紀元前6世紀の頃と言われていますが,確固たる形で歴史に登場するのは,1372年にモン帝国の王 Byinnya U(バインニャ・ウー?)が,この地のパゴダを 18m の高さに築いたことのようです。 その後 1451年までにパゴダは約100mの高さになり, 当時のバゴーの女王 Shin Saw Bu(シン・ソー・ブ)が,彼女の体重と同じ 40kg の金でパゴダを覆って,ほぼ現在の姿になったとのこと。 シュウェダゴン・パゴダは,長い歴史を持つ由緒あるお寺なのです。


シュウェダゴン・パゴダの西口を護る獅子

 タクシーを拾ってシュウェダゴン・パゴダまでと伝えると,西参道に連れて行ってくれました。 そこには広々とした公園もあり,後で調べるとどうやら人民公園のようです。

 タイのシンハビールのデザインにでも登場しそうな巨大な獅子が2頭,パゴダを背にして門を護っています。 日本の狛犬のように,阿・吽の姿をしている訳ではありませんが,その大きさは高さが10mはあろうかというほど,日本でよく見る狛犬の比ではありません。

 このページを充実したものとすべく,シュウェダゴン・パゴダを解説したサイトや書籍を探しましたが,なかなか見つかりませんでした。 このページでは,筆者の記憶の範囲内でパゴダの内部を解説することにします。 間違いなどがありましたら,是非ともお知らせ下さい。


 西口から続く参道。 とにかくスケールがデカイ。 参道というより,どこかの建物の一部のような感じ。 これを進んでいくと,シュウェダゴン・パゴダの上がり口に辿り着く。
シュウェダゴン・パゴダへと続く西参道

(左)シュウェダゴン・パゴダの境内へ登るエスカレーター 注意事項が示されている
(右)柱の美しい銀色の装飾 緑の色とよく調和している

 境内までは階段があるが結構な段数なので,長いエスカレーターが設置してあった。 乗り口右側には,子供の手を引くように注意を喚起する看板が。 一部のエスカレーターは動いてなかったようだったが...。 南側の参道からは,エレベーターで上がることができる。  参道の大きな柱には銀の装飾があり,下半分の緑色と調和している。


シュウェダゴン・パゴダの広大な境内
(境内北東から南を望む)
 日本でもあまりお目に掛からないような長い長いエスカレーターを乗り継いで,いよいよシュウェダゴン・パゴダの境内に上がってきました。

 ミャンマーではタイと同様,お寺では土足禁止です。 タイではお寺の建物に入る時に靴を脱ぐことが多かったのですが,ミャンマーでは境内に入る時から靴を脱ぐようです。 入口のエスカレータの下で裸足になる必要があります。  入口によっては靴を預かってくれるところもあるようですが,帰りにどこから出るかわからなかったので,結局靴を持って回りました。 荷物に余裕があればサンダルのようなモノを持ってくるか,現地調達しておくとお寺巡りの時は楽でしょう。

 強い日射しに,境内の石の床面は程よく暖まっていて少し熱いくらい。 足の裏への刺激を緩和すべく,日陰を求めて歩き回りながらシュウェダゴン・パゴダの一部をご紹介しましょう。


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