Report 29

緊急取材! APEC期間中のバンコク
 2003年10月,バンコクは APEC Fever です。 ここでは緊急取材した APEC 期間中のバンコクの知られざる一面を写真を中心にご紹介しましょう。



いつもは屋台が並んでいるのに(上)APEC 期間中は「フツウの歩道」+掃除道具付き!(下左)
加えて,いつもは堂々と寝そべっている犬たちの姿も無く,こまめに掃除する人の姿があった


フツウならここには飲み物を売っている屋台とボートの客引きが沢山居るのに...(左)
ちゃんとお巡りさんが見張っているのです(右) Sathorn 桟橋で

2003年の APEC 首脳会議が開催されたチャオプラヤ川沿い(トンブリ側)のペニンシュラホテル(左)
多くの警備船も川を警戒していた(上)

ペニンシュラホテルはオリエンタルホテルの丁度向こう岸にあり,BTS サパンタクシン駅下の Sathorn 桟橋から渡し船が出ている



ほぼ同じ地点,同じ方向の 通常のチャオプラヤ川の水面(左)APEC 期間中の水面(右)

APEC 期間中は右のような作業船が多数チャオプラヤ川に集結!
また「ゴミを捨てるな!」という政府のお達しの看板もあった


10月20日APEC首脳晩餐会が開かれた海軍補給部
ここは王宮(ワットプラケオ)のほぼ対岸に位置する




これが今回最も驚いた設備 ワットアルーンの対岸の Tha Tien 地区を
長さ 200m ほどの歓迎幕で完全に目隠し! ここまでするか?という印象


歓迎幕の「舞台裏」 2002年8月撮影(左)2003年10月撮影(右)
ワットアルーンへ渡る Tha Tien 桟橋は歓迎幕を潜って船を乗降しなければならない




APEC 最大のアトラクション,王室御座船のパレードに出陣する様子
運良く Tha Chang の桟橋から「出陣」の様子を見ることができた

20日の夜はこれらの王室御座船が数十艘チャオプラヤ川を下り,晩餐会が開かれた海軍補給部から各国首脳が王宮を背景に素晴らしいアトラクションを楽しんだ


Tha Chang には望遠レンズを携えた「撮影隊」も集結!(左)
王室御座船の「出陣」に,全ての船は最寄りの桟橋に停船(右)

 ということで,APEC の舞台裏を紹介しました。 20日は首脳会議後の公式行事が延々と地元テレビで流され,まずは王宮(ワットプラケオ)内のチャクリー・マハ・プラサート宮殿 (1882年建設) で, ラマ9世:プミポン国王が各国首脳とお会いになったあと,上の写真にもある川の対岸の海軍補給部に舞台を移して晩餐会,そしてチャオプラヤ川を下ってくる王室御座船パレードのアトラクションの模様が中継されました。

 流石に国の威信をかけて開催しただけのことはあり,アトラクションは素晴らしいものでした。 ただ,折角綺麗にしたチャオプラヤ川でしたが, アトラクションで無数(1000は下らなかっただろう)のロイカトーン〜日本で言えば精霊流しの時に火を灯して流す小さな舟〜が流されたのですが,さて,これは誰が「片付ける」のだろうか? と少しばかり疑問は残りました。 いや〜「やればできる!」んですねぇ。 で,いつになったら「元のバンコク」に戻るのかなぁ?(2003年10月記)