Report 39 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
緊急取材! バンコク都知事選2004 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本ページで紹介するのはあくまでも「バンコク都知事選挙〜タイの選挙戦の様子」であって,特定の政党や候補者への支持や投票を促すものではないことを予めお断りしておきます。 タイにはバンコク都を含め,全国に76の都県(Province)があります。 このうち,バンコク都の知事は任期が4年で選挙によって選ばれますが,他の75の県知事は国(内務省)の任命とのことです。 従ってバンコク都知事選挙は,タイにとって国政選挙の一環をなすものといっても過言ではないでしょう。 今回の選挙戦は7月26〜30日の立候補者の受付でスタートしました。 初日の26日には17人の候補者が,その後5人が30日までに立候補の受付を済ませました。 候補者は全部で22人,それぞれに「候補者番号」を貰って選挙戦に臨んでいます。 それでは,今回の立候補者の紹介です。
まぁざっとこんなものですが,いかがでしょうか? | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
選挙運動が始まったタイの選挙戦を見てみると,日本のように「ガッチリ」固められた公職選挙法のようなものはなさそうで,ポスターは作り放題・貼り放題,テレビや新聞も候補者の顔や名前を堂々と出して,
彼らの活動を遠慮無く流しています。 では次に一部候補のポスターの「展覧会」です。 投票する人の殆どがタイ人でしょうから,表記はタイ語です。 (日本の選挙候補者が,ポスターの公約やポリシーを英語で書くか?と同じことです。)
ポスターは道路端の歩道のみならず,こういうところにも掲示されているのですよ。 恐るべし,タイの選挙戦!
それぞれの候補者の公約は,バンコクが抱えている交通渋滞や大気汚染対策,貧困層に対する対応など,概ね似たり寄ったりです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
与党のタイ愛国党は,今回出馬すれば当選確実だろうといわれた党幹部が立候補を固辞したことに加え,これまでバンコク都知事選挙で勝てなかったジンクスから,公認候補は擁立しませんでした。 従って7番のPavena候補を支援しているのです。 このPavenaさんが当選した暁には, タイ愛国党の党員に迎えられるのでは? というまことしやかな噂も流れていますが…。 この2人を追って,元バンコク知事で周囲に担ぎ出された形で立候補した19番:Pichit候補と,政界経験豊富で弁が立つ(毒舌という話も 三男は殺人事件を起こしたにもかかわらず無罪になるなどアヤシイ一面もあり)3番:Chalern候補が有力とか。 ちょっと話題豊富な15番:Chuwit候補も若い人たちには人気らしい。 さ〜て,どうなるでしょうかねぇ? 選挙運動が始まって2週間ほど経った最近,漸く写真のような「公式」な候補者掲示板がお目見えしました。 これには全候補者の共通データと,居住地域に応じた投票会場が掲示してあります。 こういうものを見ると,タイにも公職選挙法の「ようなもの」がやっぱり存在するのかなぁ…と,ちょっと安心します。 投票日は8月29日で即日開票,翌30日の新聞にはどの候補者の名前が「バンコク都知事」として乗るのでしょうかねぇ? 乞うご期待! (2004年8月記)
バンコク都知事選挙の結果を,次のページで「発表!」(2004年8月追記) |