Cambodia Report 3.3

改めてアンコールワット
−その2−

インドの叙事詩「マーハバーラタ」の戦闘シーンを描いたレリーフ(西面南側)

 まずは,一番外側の第一回廊を回ってみます。 ここにはインドの古い叙事詩「マーハバーラタ」や,このアンコールワットを創建したといわれる「スーリヤヴァルマン2世の行軍」, ヤマ神が罪人を裁く「天国と地獄」の図などが浮彫として刻まれています。 これらはクメール美術を代表する精緻な彫刻で,ホントウに今から700年余りも前に作られたの?と思えるほどのモノです。

 これらのレリーフはそれぞれにストーリーが展開されているので,ちゃんと「予習」して見ると楽しみも増幅します。 また,体の動きを表現する手法の中には現代のマンガにも共通するものがあり, 「絵の歴史」として鑑賞するのもひとつの楽しみ方かもしれません。 このページでは,第一回廊の美しいレリーフの一部にご案内しましょう。



「マーハバーラタ」の戦闘シーン
(西面南側)


水祭りで闘鶏を楽しんでいる様子
(南西隅塔門内部)


【スーリヤヴァルマン2世の行軍〜第一回廊南面西側〜長さ94m】

アンコールワットの創建者
スーリヤヴァルマン2世

行軍の主役スーリヤヴァルマン2世


行軍を先導するシャムの兵隊

左のレリーフの拡大

スーリヤヴァルマン2世の行軍が刻まれている第三回廊南面西側を外から望む

【天国と地獄〜第一回廊南面東側〜長さ66m】

16本の剣を持って牡牛に乗るヤマ神


マハーライラヴァ地獄
「体中に釘を打たれる」の図


ヒンドゥー教聖典にある「乳海攪拌」の図
"主役"のヴィシュヌ神(東面南側)

第一回廊内のレリーフ
(西面南側)


第一回廊のレリーフはこんな雰囲気で延々と続いている(東面南側)


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