Europe Report 2.7

「世界の車窓から」ライン川編1

ライン川沿いの丘に聳える古城

 ♪♪「世界の車窓から,今日はドイツからライン川下りの様子です」♪♪ なんて,テレビ朝日系列でおなじみのこの番組ですが, いかにも石丸謙二郎氏のナレーションが聞こえてきそうな風景です。

 特に「予習」をしていたわけではないのですが,今回の鉄道の旅でマインツからコブレンツまでの50分の間が,あの「世界の車窓から〜ドイツ・ライン川編」 を地でいくものとは思ってもいませんでした。

 いやぁ凄い凄い。 テレビの世界と思っていた,丘の上の古城や絵に描いたような向こう岸の町の風景が次々と車窓をスクロールしていきます。


川岸に表示されている上流からの距離

 ライン川には,上流のスイスのバーゼルからの距離が川岸に示されており, 左の写真はマインツとコブレンツのちょうど中間くらいのところで撮影しました。

 川沿いのそれぞれの古城や町の名前は,この距離表示を参考にするとだいたい判るのでしょうけど,如何せん勉強不足で, 今回はどこがどれやら,ほとんど判らず仕舞い。 詳細は「専門家(?)」の皆さんのホームページをご覧下さい。


ローレライの丘(?)と飛行機雲

 列車は,ライン川の左岸を下っていきます。 今回は進行方向に向かって右側の席が取れたので,バッチリです。  恐らく席が空いていたので,駅員のおじさんが計らってくれたのでしょう。

 列車がマインツを出ると,川に沿って走り出します。 遠くにあったノッペラな向こう岸が,だんだん「隆起」しながら迫って来る感じ。

 ガイドブックなどを見ると,どうやら「ローレライの丘」がこの辺にあるらしい。 似たような風景がいくつかありましたが,どうやら「コレ」 だろうと目星をつけた丘の上を飛行機雲が走ってたので,右の写真を1枚撮りました。 さて,これはホントにローレライの丘でしょうか?

 川に迫った丘の上の古城と,小さな町,そしてラインワインの原料になるブドウ畑の風景を,ほどよく繰り返しながら列車は北進していきます。  よく見るとブドウ畑は河畔の丘陵斜面に拡がっているのですが,Oliver の話では,適度な日差しに恵まれるこの斜面のブドウが, おいしいラインワインを作り出すのだと解説してくれました。

 ♪♪「あしたは,コブレンツに向かいます」♪♪


ラインワインの原料になるブドウ畑が河畔の町の周りに拡がる


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