July 2012 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012年 7月3日 (火) |
【博多祇園山笠2012スタート!】 昨日から今日にかけて、北部九州は結構な雨に見舞われました。 編集部がある福岡市でも未明から雨が酷くなり、一時は雷を伴って強く降りましたが、夜が明けた後には小康状態になりました。 幸いにこちらでは被害はありませんでしたが、大分や福岡の南部では、残念なことに一部で被害が出ました。 お見舞い申し上げます。
まずは、その博多祇園山笠を奉納する、博多総鎮守・櫛田神社の映像です。 ここは、博多駅から歩いて15分程度、またキャナルシティ博多からは川端方面の連絡歩道を降りた目の前です。 博多においでになられたら、是非ともお参りして下さい。 博多の街のあちこち(今年は14か所)に飾られる飾り山は、博多祇園山笠のこの時期しか見ることができませんが、この櫛田神社では、 一年中飾り山を見ることができます。 地元の皆さんはこの「お櫛田さん」に、ことある毎にお参りされます。 某天満宮より人気があるかも・・・(笑)。(1) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012年 7月5日 (木) |
【飾り山:博多リバレイン+川端中央街】 博多の街には飾り山で彩られています。 飾り山を見ることができるのは、博多祇園山笠期間中の2週間だけです。 今年も編集部の取材班が各地へ出かけて、映像を収めてきました。 今年の山を、順不同ですが、少しずつご紹介しましょう。
今年最初にご紹介するのは、中洲の東側、明治通り沿い・地下鉄中洲川端駅のほぼ真上の博多座前に飾られている、八番山笠の博多リバレインの飾り山です。 博多駅〜天神を結ぶバスが多く往来する通り沿いに飾られているので、 わかりやすい飾り山です。
リバレインから南に延びる川端通商店街に飾られている飾り山の一つです。 今年の見送りのドラえもんは、結構人気の標題で、川端中央街の昨年の飾り山の見送りもドラえもんでした。(2) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012年 7月6日 (金) |
【飾り山:千代流+キャナルシティ】 今日は最も東側にある飾り山の千代流と、比較的新しいキャナルシティの飾り山をご紹介しましょう。 昨年も同じようにご紹介していますが、山笠には「表」と「見送り」があります。 「表」は正面、すなわち進行方向、前向きの面、「見送り」は後の面です。 もちろん「表」がメインのテーマですが、「見送り」も各山笠により様々なテーマで製作されています。
今年の千代流は一番山笠。 舁き(かき)山も今年は一番山です。 飾り山と舁き山の両方があるのは、この千代流の他に、今年の五番山笠・東流と六番山笠・中洲流の3つです。
今やファッションの中心にもなっているキャナルシティの今年の飾り山は、表が源義経、見送りが金太郎です。 ここの飾り山は、若者が集まるモダンな雰囲気にも、 よくマッチするように置かれていますよ。(3) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012年 7月8日 (日) |
【飾り山:天神一丁目+新天町】 福岡の商業の中心、天神には3つの飾り山が置かれています。 今日はそのうちの2つを紹介しましょう。
天神の南の方、博多大丸の2つの建物の間のパサージュ広場に置かれている天神一丁目の飾り山です。 天神の飾り山はどこも「屋根付き」の場所に飾られるので、雨の日でも楽にみることができます。
天神の中心、新天町の飾り山。 この飾り山の見送りは、人気アニメが標題になることが多く、今年は皆さんご存知の「サザエさん」。 このサザエさんが飾り山に登場するのは、1975年以来、実に37年振りとのことです。(4) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012年 7月10日 (火) |
【飾り山:東流+福岡ドーム】 飾り山の紹介を始めて、今日で4回目ですね。 でもこれでやっと半分。 さて、山笠期間中に全部紹介できますかな?
博多駅から海の方に走る大博通、地下鉄の呉服町駅のほぼ真上にある東流れの飾り山。 ここは千代流同様、舁き山もあります。
ちょっと離れたところではありますが、福岡ソフトバンク・ホークスの本拠地、福岡ヤフードームの前にも飾り山があります。 表標題は、例年「ホークスねた」です。(5) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012年 7月11日 (水) |
【飾り山:中洲流+渡辺通一丁目+博多駅】 今日は蒸し暑い福岡でした。 博多の街では、昨日から舁き山が動き出しました。 これから最終日・15日の追い山に向けて、徐々にヒートアップしていきます。
西日本屈指の歓楽街・中洲。 ここは中洲流の飾り山と舁き山があります。 ほろ酔い気分で見る夜の飾り山は風流です。
天神の南、博多駅の西、渡辺通の飾り山。 ここは某テレビ局が近いせいか、昨年の見送りも「アニメ名探偵コナン」でした。
飾り山の中では最も交通の便が良く、見易い場所にある博多駅商店連合会の飾り山。 老若男女に見て貰えるように、ここの見送りもアニメ系が恒例となっています。(6) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012年 7月12日 (木) |
【飾り山:上川端通+ソラリア+櫛田神社】 昨夜からの豪雨で、熊本〜大分方面ではかなりの被害が出ているようですね。 皆さんのところは大丈夫でしょうか? 被災された方にはお見舞い申し上げます。 博多の街ではいよいよ舁き山が動き出し、今日は 15日の追い山のリハーサルとも言える「追い山ならし」の日でした。 明日は舁き山のお披露目「集団山見せ」のイベントが控えています。 15日の追い山に向けて、博多の街はヒートアップしていきますよ。 今日は最後の3つの飾り山をご紹介しましょう。 ご覧になってお判りかと思いますが、山の標題の文字数はどれも「奇数」です。 何故そうなっているのか、編集部ではまだ突き止めていませんが、 それぞれの流が「割れない」ように奇数の文字にしてるんじゃないかなぁ?と勝手な推測をしていますが・・・。
毎年楽しみなのがこの飾り山。 この上川端通は、他の舁き山と同様、飾り山で唯一「櫛田入り(=担がれて櫛田神社の境内の清道旗の周りを回る)」をするものです。 今日開催された「追い山ならし」でも、櫛田入りの練習をした筈です。 15日の追い山でも八番山として、05:35 に櫛田神社前の山留めからの雄壮な櫛田入りを見ることができます。
天神の3つの山の一つ、ソラリアプラザの1階に飾られています。 今年の標題は、壇ノ浦の合戦と巌流島の勝負の勇ましいものです。
山笠を奉納する「総本山」の櫛田神社。 ここの飾り山には番号がありません。 今年の見送りの標題は、珍しく長いものとなりました。 他の飾り山は 7月15日の朝で壊されてしまいますが、櫛田神社の飾り山は1年中飾られています。 今年の櫛田神社の飾り山は、来年の6月半ばまで見ることができますので、博多のお越しの際は是非ともご覧下さい。(7) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012年 7月14日 (土) |
【博多祇園山笠:さぁ、明日は追い山!】 九州の豪雨は福岡県南部を襲い、矢部川流域では上流では氾濫、下流では堤防の決壊と大きな被害をもたらしています。 被災された皆さまにはお見舞い申し上げます。 博多の街では明日の追い山を残すばかりになりました。
編集部は、明日の追い山も総力を尽くして(笑)取材する予定です。 期待せずに、乞うご期待!(8) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012年 7月15日 (日) |
【博多祇園山笠2012 追い山!】
6年前の2006年 は、櫛田神社から国体道路を経て大博通りに出た東長寺前で取材しました。 今回は場所を変えて、東長寺の次に清道旗がある承天寺前に陣取ることにしました。 舁き山は、大博通から承天寺前を右に曲がって承天寺に一旦入った後、Uターンして元に戻ってきますが、そのまま直進して御供所町〜呉服町への狭い通に入っていきます。 同じ交差点を2度通るので、編集部のヘボカメラマンでも、少しばかりはいい映像が撮れるのではないかと考えた次第。 2006年の写真のデータを綿密に分析(のふり)して、 今回は動きがある映像にチャレンジしてみました。 さて、どんな映像が写せましたかな・・・?
今年の一番山の千代流。 4:59 の櫛田入りでは、毎年一番山だけの特権、博多祝い唄を丁寧に歌い上げ、素晴らしい奉納を果たしました。 今年の7つの舁き山のうち、唯一、表(正面)標題と見送り(後面)標題がある山です。
二番山は恵比寿流。 今年の舁き山の標題は、櫛田神社と夫婦恵比寿大祭をテーマにしたもので、琴と瑟(ひつ:大きな琴)の音の調和の如く、博多の皆さんが夫婦円満・家内安全であって欲しいと願うものです。
今年の土居流は、肥後の熊本藩主・加藤清正を題材にした舁き山です。 今やブームの熊本ですが、さすがに「クマモン」は舁き山には居ませんでした(笑)。
鎌倉時代に宋から博多に帰化し、博多祇園山笠の生みの親である 聖一国師 を助けて承天寺の建立に尽力した、謝国明の人柄をテーマにしたものです。 謝国明が亡き後、 地元の人々が大楠を植えて祀ったことから、博多では「大楠さま」と呼ばれ、今でも慕われています。
ここ数年、スピードNo.1 の東流。 山の雰囲気もひと味違う独特のもので、その速さを物語っているようです。 今年も疾風の如く駆け抜けていきました。
西日本一の歓楽街・中洲から東北の復興を願って、伊達政宗をテーマにした舁き山。 同じテーマは、飾り山九番山笠・博多リバレインの表標題 にも使われています。
今年は、剛力をもって天の岩戸を投げ飛ばし、漆黒の世界に光をもたらした天手力雄神(あめのたじからおのかみ)をテーマにした舁き山。 大きな岩を投げる力強い姿が印象的です。 世の中にも明るい話題が溢れることを願ってのテーマでしょうか?
飾り山で唯一「櫛田入り」をして奉納する 上川端通の山。 高さ12m、重さは他の舁き山の2倍を超える 2t 以上。 豪華絢爛なこの山は、他の舁き山とはまた違った趣を滲ませています。
8つの山を見た後は、大勢の見物客の合間をぬって、舁き山のゴールである「廻り止」に向かいました。 各舁き山は、概ね30分程度で廻り止に到達するので、最後の西流(八番山の上川端通は、背が高すぎて舁き山コースを走れないので、途中までしか走らない)のゴールにも間に合いませんでしたが、 廻り止には、地元の菓子の老舗・石村萬盛堂の本店があり、ここに舁き山の全コース(約5km)の計測タイムを掲示しています。 今年も全コースのタイムは、東流がトップでした。 重さが1tもある山を、25人が交替しながら舁いて30分を切るタイムで疾走するのですから、凄まじい記録です! 博多っ子が「のぼせる」山笠、今年もお櫛田さんへの奉納が無事に終わりました。 博多の街には、これから本格的な夏がやってきます。(9) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012年 7月16日 (月・祝) 海の日 |
【博多祇園山笠2012 総括】 今年で 771年目を迎える博多祇園山笠、昨日の追い山で無事に全日程を終えました。 今日は、恒例の博多祇園山笠の総括をしましょう。
今年も東流がいいタイムでした。 まぁ、タイムがいいから賞品が出るとか表彰されるというわけではないのですが、山を舁く男達の競争心をかき立てる目安のようなものです。 例年、山の題材は、その時期の世情やテレビの大河ドラマなどを取り上げることが多いようです。 今年も NHK大河ドラマを反映してか、源平の物語に関するものが多く、清盛平定功(五番山笠・東流)、 源平扇的誉(六番山笠・中洲流)、平治の乱の 六波羅合戦(十三番山笠・博多駅)、源平えびらの梅(十五番山笠・川端中央街)、そして 天下決戦壇ノ浦(十六番山笠・ソラリア) などで見られました。 また、東北復興へのエールを込めた 東北乃雄独眼流(九番山笠・博多リバレイン)や 不動隻眼立奥州(十七番山笠・新天町) などもありました。
今回の取材では追い山終了後に、博多区須崎町(ホテルオークラの北側)の廻り止(追い山のゴール)に行きました。 昨日の日記にも書いたとおり、ここには追い山全コースのタイムを掲示している石村萬盛堂があり、この菓舗では 7月1〜15日の山笠期間中の限定販売アイテム「祇園饅頭」があります。 少ない取材費を捻出して(笑)、昨日の追い山終了後に5つ入を一袋買ってきました。 編集部に戻って早速戴きましたが、酒粕入りの皮に上品な甘さのこし餡の味で、力を振り絞った追い山の後の糖分補給に相応しい(?)ものでした。 編集部が総力を結集して(謎)取材した、博多祇園山笠2012 はこれでオシマイ。 明日から、いつもの日常に戻ります。(10) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012年 7月22日 (日) |
【節電の夏〜梅雨明け前の暑さ哉】 博多祇園山笠も終わり、本格的な夏が到来・・・と期待していたのですが、九州には気象台からの「梅雨が明けたと見られる」宣言がまだ出ていません。
この夏、特に西日本では「節電の夏」です。 この先の日本のエネルギーをどうしていくのか? やっと国民的議論なるものが始まりましたが、どうなっていくんでしょうかね? 編集部ではシーズンを前に、メインルームのエアコンをしっかりクリーニングしたのですが、少しばかりの節電になればと、まだ出番がありません。 まぁ、昔はこんなものは無かったのですから、 我慢しようと思えば何とかなるものです。 暑い時は水を浴びるなり、団扇を使うなり、打ち水をするなり・・・。 何でもあるものに頼るのでなく、無くても困らない智恵は持っておきたいものです。 この夏、万一計画停電になった場合、身の回りのどんな「当たり前」がなくなってしまうのか? しっかりシミュレーションしておかなければなりませんね。(11) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012年 7月29日 (日) |
【遂に 230,000 アクセス到達!】 世間ではロンドン・オリンピックが始まりました。 当編集部はスポーツ専門ではないので、オリンピックはトンと縁がありません。 本サイトの開設以降に遭遇した 2004年のアテネも 2008年の北京も大して興味ある記事はありません。 まぁ、編集部のメンバーの一人がオリンピックにでも出場するなり、国際オリンピック委員会 (IOC) からのご招待でもあれば(=ナイナイ!)、 話は違うのでしょうけど、今のところそのような気配も全く無いので、本サイトが、博多祇園山笠の如く大々的にオリンピックを取材することは、殆ど無さそうです・・・。 さて、トップページを下の方まで丹念にご覧の方はお判りかと思いますが、本サイトのアクセス数もやっとのことで
苦節10年(?)、これもひとえに本サイトをご訪問戴く皆さまのお陰です。 深く御礼申し上げます。 今後も日々精進の上(ホント?)記事を掲載して参りますので、 変わらぬご愛顧の程、お願い申し上げます。(12) |
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