August 2012

2012年
8月5日
(日)
【London 2012 真只中&続く猛暑日】

連日続く強い陽射し

 平成壬辰の歳、暑中お見舞い申し上げます。

 8時間前の London では、オリンピックが繰り広げられています。 日本選手が出場している各種競技の放送が、主に夜中に中継されるので、 寝不足の方もいらっしゃるのではないでしょうか? メダルを獲るに越したことはありませんが、悔いのない試合をして欲しいものです。 また、 勝ち負けに関わらず、全力を尽くした選手達の善戦を称えようではありませんか。

 梅雨が明けてジワジワと夏らしい気候になり、このところは連日猛暑日が続いています。 今夏は電力不足が懸念されるエリアもあり、 空調が例年どおりに使えない面もありますが、この夏のトレンドの各種冷涼グッズの活用やシャワーを浴びるなどにより、熱中症に注意してお過ごし下さい。(1)


2012年
8月18日
(土)
【London終わり、お盆明けて・・・】
 London のスポーツの祭典が終わりました。 日本選手団は史上最多のメダルを獲得しましたね。 思うように結果が出せなかった種目もありましたが、頑張った選手の皆さんにはエールを送りましょう。

福岡県大川市のお盆飾り「飾りそうめん」

 前回の日記から随分時が経ってしまいました。 London が終わった後、九州ではお盆の時期だったのですが、今年は近いところで初盆だったところがあり、ここのところチョッと慌ただしく過ごしました。

 その初盆だったところで見かけた珍しいモノ。 福岡県南部、家具の街・大川市で作られている「飾りそうめん」です。 お盆のお供え物で、ホンモノのそうめんで作られています。 大川に縁のある方の中にも、 あまりご存知ない方もいらっしゃるようで、結構局地的なお飾りのようです。

 既に立秋を迎えたとはいえ、まだまだ暑い日が続くようですね。 残りの夏、熱中症などに十分ご留意下さい。(2)


2012年
8月19日
(日)
【世間から消えていっているモノ】
珍しい? 2台連なった公衆電話

 世間では、お盆のUターンラッシュの第2のピークが今日と報じられています。 今年のお盆は週明けだったので、水曜日までお休みの方と、今日までお休みの方とに分散したようで、 15日(水)と今日にラッシュのピークが分かれたようですね。 車や公共交通機関で移動されている皆さん、どうぞ十分ご注意の上、無事に帰り着いて下さいね。

 先日某所で、今や数少なくなっている公衆電話が2台連なっているのを見つけたので、思わず写真に収めました。 携帯電話の普及により大幅に数が減少しているこの機種、 ナントカ条約で保護しなくていいのかな・・・?(3)


2012年
8月25日
(土)
【シリアに散った山本美香さんを偲ぶ】
 残念なニュースが入りました。 フリージャーナリストの山本美香さんが、8月20日(月)に、シリア北部の Aleppo(現地の地名では Halab)で取材中に凶弾に襲われ、命を落とされました。  大手メディアが引き揚げた後のシリアの内戦の状況を、広く伝える目的で取材されていた最中のことでした。

 当編集部は、今回犠牲になられた山本さんや、山本さんが所属するジャパンプレスなどには、全く縁がありません。 しかし当編集部では、 バンコクで数年お付き合いして戴いた橋田信介さん(2004年に会えなくなった)の一件に関わった(詳細は こちら)ので、今回のことがひとごとには感じられないのです。

 今や、お茶の間のテレビやインターネットで、毎日のように世界各地の様子を見聞きすることができます。 その中には、今回のシリアのように争乱状態になっているエリアから命がけで映像を撮って、 地元の状況を伝えているジャーナリストが少なくありません。

 平和ボケしている我々日本人の感覚など微塵たりとも通用しない、この危険極まりない取材に従事している全てのジャーナリストを称えると共に、危険を顧みることなく勇敢に取材された山本さんに、当編集部として心から哀悼の意を表します。(4)


2012年
8月26日
(日)
【トルコという国の素晴らしさ】
 台風15号が強大な勢力 (910hPa) を保ったまま沖縄本島を直撃、奄美諸島から先島諸島までを暴風圏に巻き込んでゆっくりと北進しています。 台風の周辺ではかなりの風雨と海上では大時化が続くので、お近くの皆さんは十分警戒して下さい。

 本来、今日の日記に書くネタは概ね決めていたのですが、昨日の日記を書いた後、「山本さんの遺体が無言の帰国」の報道を見て、アジアの西端・トルコという国の寛大さというか、誠実さというか、その素晴らしさを直感的に感じたので、 今日の日記は内容を変更しました。

 ネットなどで調べれば判りますが、1870(明治3)年に日本の和歌山県沖で遭難したトルコの軍艦「エルトゥールル」の乗組員を、地元の日本人が救助し、また犠牲になった人達を手厚く葬ったことが、トルコの人達が今でも親日であり続けている理由です。  恐らく地元の人々も、当時の日本政府も「当たり前」のことをしただけなのでしょうけど、このことを歴史的に「恩」と持ち続けているトルコは素晴らしい国です。

 詳しくは多くのサイトに解説がありますが、この「恩」を明確な形で表したのが、1985年のイラン・イラク戦争の時に、イランの首都・Teheran に残された日本人の救援に飛んだトルコ航空機です。

 直接見聞きした訳ではないので、あくまでも編集部の推測に過ぎませんが、これらの歴史的事実から、今回の山本さんが犠牲になられた後、トルコ政府はかなりの部分で「動いた」ことは容易に想像できます。 山本さんの遺体がトルコ航空機で運ばれてきたことも、 その一つでしょう。

 100年以上も昔の出来事を今でも若い人に伝え、「恩」を忘れない。 素晴らしいトルコの国に一度行ってみたいと、強く感じたこの週末でした。(5)