April 2003 | ||||
2003年4月6日(日) | ||||
タイでは来週の14〜15(一部では16)日は「ソンクラン」といって,タイ暦の正月に相当し,国中休みになります。 我が家もこの休みを利用して中国の西安に兵馬俑を見に行くことを計画していましたが, イラク戦争の後の SARS 騒ぎ。 タイ政府は香港,中国,台湾,ベトナム,そしてシンガポールを「SARSの感染が広まっている国・地域」とし,これらの国や地域からタイへ帰ってくる人たちに対し, 帰国後2週間の自宅待機などの措置を告知しました。 私は2週間仕事しなくてよいので,行きたかったのですが(笑),子供達に学校を休ませるわけにはいかず, また子供達や自分たちへの SARS への感染を懸念して,結局キャンセルしました。 ソンクランは,バンコクでゆっくり過ごす予定です。 日本でも SARS に関していろいろと報道されているようですが,一旦入ってくれば,拡がりやすいものです。 決して軽視することなく,深刻に考えて下さい。 停滞していたパース・シンガポール旅行記を追加,もう1年になるんだなぁ...。 ご高覧あれ! | ||||
2003年4月16日(水) | ||||
我が家も子供たちの小学校と私の「仕事はじめ」が18日(金)から,幼稚園が来週の21日(月)からなので,まぁゆっくりです。 ソンクランは水掛祭りの異名のとおり,街の至る所で"水掛部隊"が待機しています。 右の写真のとおり,屋根があろうが無かろうが,道行く車にも遠慮無く水を掛けます。 トゥクトゥクの運転手も水浸しですな。 バイクにも思いっきり水を掛けてましたよ。 タイでは元来年上の人を大事にしますが,このソンクランでも同様で,本来のしきたりは年上の人たち(自分の親族や職場の先輩など)に水を掛けながら自分の日頃の非礼を詫び, ソンクラン明けの新年も先輩にいいことがありますように...と願うとか。 実際はそれがエスカレートして,街中「無礼講」で水を掛けまくり。 中にはベビーパウダーを混ぜた水をバケツごと浴びせる「悪質」な連中もいます。 この時期は,濡れてもいい格好で,タクシーを使って移動するのが基本のようです。 | ||||
2003年4月19日(土) | ||||
これから5月初め(だろう)の雨季入りまで,タイは暑さ真っ盛りの時期です。 まぁ,今年は SARS 騒ぎでゴールデンウィークの海外旅行も例年に較べると少なさそうですが, タイに来られる予定がある方,ここ暫くは暑さ対策には十分ご注意下さい。 さて,昨年11月28日の日記で紹介したカウンター,どうやらここ数日中に 1000 カウントに到達しそうです。 苦節4ヶ月半,皆さまのアクセスに支えられ, 何とか4桁に手が届こうとしています。 日頃のご愛顧(?!)に感謝いたします。 さて,次の「節目」までの道のりや如何に? | ||||
2003年4月26日(土) | ||||
さて,タイではこの時期,日本では見られない「貴重」な現象を経験できます。 右の写真をご覧下さい。 これは今日の12:00に撮影したものです。(いつもビールばかり登場して恐縮ですが(^ ^;)) 何か不思議な感じはしませんか? ここバンコクは北緯13度44分に位置します。 北回帰線は台湾中部,この辺りで言えばタイの北隣のラオスより更に北を横切っており,北緯23度26分です。 そうなのです,バンコクは赤道と北回帰線の間に位置するので,正午の時点での陽光は南からばかりでなく, 時期によっては真上や北からも降り注ぐのです。 そして,ほぼ真上から日射が落ちてくるのが丁度この時期,今年は4月27日(明日)という訳であります。 タイの人たちに言わせると「明日は1年で一番暑い日だ!」と口を揃えます。 最初に聞いたときは何故「予想」できるのか判らなかったのですが,この日の正午に太陽が真上に位置することを知って,漸くわけを知ることができました。 そして, 週があけると6月の夏至に向かって昼間の日差しが徐々に北に傾いていくという次第なのです。 タイには「南中」という言葉は存在しない...きっとそうでしょうなぁ。 |
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