March 2002

2002年3月3日(日)

雛祭りですねぇ
 早いものでもう3月。 世間(日本)は雛祭りの様相ですね。 うちもカミはんが,なぜか雛人形を運搬してきてましたので,2人の娘の行く末を案じて(?!)一応飾ってはいます。  問題は,かたづけるタイミングらしいですが,カミはん曰く「別に早く片付けなくても,心配ない。 自分が証明しているから。」と誇らしげですので,片づくのはいつになるか判りません。

 1か月前に買ったプリンタ (C社 S600) の補充用インクセット,(2月3日の日記参照)ヨーロッパから帰ってきて使っていますが,今のところ問題ない模様。 インク補充にチョットしたコツがいりますが,大したことはなく,また印刷もキレイに出ています。 どうやら「ハズレ」ではなかったようです。

 最近,蝉が鳴いています。 2月下旬から突然鳴くようになりました。 でも鳴く時間がタイマーをセットしたように間欠的。 日本みたいに「ダラダラ」と1日中は鳴いてません。 という訳で,どっかに書いたクイズの答,バンコクには蝉はいます

 ヨーロッパから帰ってきて,仕事が忙しくなりました。 でも,訪問記もまとめなきゃなぁ...。 とガサゴソと持ち帰ったネタを題材に,今日はドイツ・オランダ訪問記を一部アップしました。 続きはいつになるかな? 気長に待っててね。


2002年3月10日(日)


素晴らしい発想!
 右の写真をご覧下さい。 ナニこれ? バイクでタイヤを運んでいるんですよ。 新品のタイヤですよぉ。  素晴らしい! この発想。

 先日出くわしたバンコクの一シーンです。 バイクのアンちゃんがタイヤを体に通して運搬しているのです。  これには笑いましたが,同時にこの素晴らしい発想には脱帽でした。

 バンコクは道路の渋滞が世界でも指折りの激しさなので,トラックで運ぶよりもバイクで運ぶ方が遙かに速い。  そこでこのような方法が「定着」したのでしょう。 1回当たりの運搬量は知れていますが,迅速性に関しては「確実」 ですな。

 でも思ったのは,このような仕事をするには,それなりのシェイプアップが必要ってこと。  この仕事をするには,ある程度の体型を維持する必要がありますね。 さて,日本ではこういうことできるかな?

 今日は時間があったので,ドイツ・オランダ訪問記をほんの少し追加しました。


2002年3月22日(金)

遂にスキャナを入手!
 実は,ここ1週間ほど常用のパソコンがトラぶって,予備(カミはん用)に設定を載せ変えていました。  常用のパソコン君,暫く前から調子が良くはなかったのですが,思うような春闘の回答が得られなかったからか(?)とうとう立ち上がらなくなってしまったのです。  現在は自宅療養中で,4月になって病院に連れて行こうと思ってます。 メイルアドレスも前のPCに入ったまま移してないので,私にメールを送ったことのあるアナタ, このページの感想なんぞをメイルで下さいませ。

  ところで,パソコンが動かないと,メールも見ないし,ネットも見ない,このホームページの更新もしなくて済む(??)ので, 自由な時間がとれますなぁ。 家族もご機嫌麗しいようで...。

 で,前々から欲しかったスキャナを探しに,「バンコクの秋葉原」ことパンティップ・プラザに行ってみたら, ありました,ありました。 欲しかった左の機種が。 ちょっと迷ったけど電源が12V仕様, これは日本に持ち帰っても電源コードをこちらの200V用から日本の100V用に買い換えるだけで使えるので, 思い切って買いました。 B20,900(約6万3千円),日本よりは高いのでしょうけど,仕方ないな。

 英語や日本語のカタログは「面白くない」ので,タイ語版のカタログ〜まぁタイなので,これが一番入手しやすいのですが〜 を入手して,このスキャナで読ませてみたの上の画像です。 いろいろ「技」はあるでしょうけど,如何でしょうか?  これで,少しはこのページも充実するかな? (しないしない!)


2002年3月25日(月)

 前回の日記をアップして,さて週末は少しでもページの更新でもするべぇかなと,スキャナでいろいろ取り込んでノラリクラリと過ごしていたら, どうも長女(5歳)の調子が悪い。 先週も熱が出てたので,2日ばかり幼稚園の有給休暇(??)を取り,養生していたところでしたが。

 土曜日(23日)はヨメと息子が出かけたので,おなかの調子が良くないと訴える長女とセワしい盛りの次女(2歳)の二人の面倒を見つつ,3人でゴロゴロして昼行灯のような生活をしておりました。  長女は食事を受付けないので,こちらでは貴重なポカリスウェットを飲ませてました。 まぁ「いつも」の食中毒か,腸炎の一種だろうと高をくくって医者にも見せず仕舞でいたのです。

 夕方ヨメと長男が帰宅,夕食をとりシャワーを浴びて,明日はどうしようかなぁ?と考えていたところ,長女が腹痛を訴え出しました。 ベッドに蹲って丸くなっているのです。  臍の右側の下腹部に刺すような強烈な痛みの模様。 ヨメ曰く「盲腸では?」 高をくくっていた私も,この時ばかりはすぐに医者に連れて行きました。  幸いに日本語も英語も通じる総合病院が通りを挟んだ向かい側にあります。 暗闇の通りを渡り,娘を抱えて飛び込みました。

 土曜の夜(9時頃)なので休日急患扱いですが,すぐに当直医が見てくれました。 当直医には英語で〜ところが医療業界用語が出てこない。 嘔吐,下痢,腹痛,キリキリする痛み,etc なんて,どう言えばいいのかぁ?〜, また病院側で準備してくれた電話の向こうの通訳には日本語で,これまでの状況を一通り説明,熱を測り,レントゲン撮影, どうやら盲腸(虫垂炎)であることは間違いなさそうな雰囲気。

 そのまま運搬用のベッドに乗せられ,運ばれていった先は入院病棟の個室。 そして左手に点滴を打たれているところに,執刀医と見られる外科医の先生登場。  さっき撮影したレントゲンフィルムを見るなり "Operation, as soon as possible!" そして10分もしないうちに,長女は手術室へ入っていったのです。 私は長女に「別の検査をしなきゃならないけど,お父さんは入っちゃいけないから,先生の言うことを聞くように。」と言って,娘を送り出しました。  さっきの執刀医の先生が「俺に任せろ,1時間で終わるから」と自信を持って扉の向こうに消えて行きました。

 状況は差し迫っていたものの,長女も私もパニくることは無く,二人とも不思議と落ち着いたもの。 長女は点滴の針が刺される時に全く泣くことも無く, 私も長女が手術室に入った後は,一旦住まいに戻ってシャワーを浴び,その夜病院に泊まる準備をしていました。 手術室の前で1時間居たところで,どうすることもできないと思ったからです。  ヨメも何かしたかったのでしょうけど,「怪獣」(=次女)を寝かしつけなければならないので,私が任されました。

 「万全(?)」の準備を整えて病院の手術室の前に戻ると,娘と別れてキッカリ1時間後にさっきの執刀医の先生が出現。 "Everything OK!" 手術を終えた娘はまだ麻酔から覚めていないものの, 顔色は良いようです。 1時間ほど ICU(集中治療室)で,心拍数や血圧を測りながら様子を見ます。

 その間に執刀医の先生が「取った盲腸はコレじゃ」とビニール袋入りの形の崩れた辛子明太子みたいなもの(例えが悪いなぁ...)を見せてくれました。  何でも,「開腹したときはもう盲腸が破れていた。 オマエの娘の我慢強さは凄いなぁ」とのこと。 手術に立ち会った看護婦も,娘が決して泣かなかったことを誉めていました。  こんなものかな?と,特に驚きはしませんでしたが,ヨメにも手術の無事の終了を伝え,私もこれで一安心。

 術後1時間,麻酔から覚めた長女は特に問題なく,私と共に病室へ戻りました。 二人ともそのまま寝付きましたが,その夜は,担当の看護婦がほぼ1時間おきに血圧と体温を測ってたようです。

 日曜日1日とその夜も私は病室で過ごし,今日月曜日は上司にお願いして休みを貰いました。 その上司自身も盲腸の経験があるので理解を示して戴き,いろいろとアドバイスをくれました。

 娘は医者から「歩き回ること」という宿題を貰い,最初は痛がって嫌がってたのですが昨日今日で慣れて少しずつ歩くようになりました。 盲腸手術後の「懸案」であるオナラも,既に数発出ており, またスープや水なども口から摂取できるようになりました。

 執刀医の見解では,「手術時に既に盲腸が破裂していたので,一般の盲腸(虫垂炎)手術よりは入院期間が長くなるだろうが,心配は要らない。」とのこと。 日頃は「大したことなかべぇ」 と高をくくって"放置"していたのですが,まぁ虫垂炎で済んだものの,今回ばかりは娘に少しばかり苦痛を強いたことを親として反省した週末でした。


2002年3月31日(日)


桜のような綺麗な花,今の時期だけの限定です!
 もう明日から4月,新年度なんですねぇ。 日本は今年は桜前線がかなり「特急」だったとか...。 バンコクでも右の写真のように,桜に似た花が咲いています。 もう終わりがけですけど。

 先週1週間我が家を騒がせた娘は,1週間の入院を終えて無事土曜日(3月30日)に我が家に帰ってきました。  子供は回復が早いと病院でも言われてましたが,まことにそのとおりで,帰って来てからはモトのように元気に遊んでいます。  暫く過度の運動は控えるようにと,医者には言われたのですが...。

 ところで,今回の娘の入院で非常に役に立ったのが海外旅行傷害保険です。 バンコクは幸いにも医療機関は充実しており, また日本人相手の病院も多いことから,日本語を話すスタッフを準備している病院も少なくありません。  「大手」の病院であれば,各病院とも海外旅行傷害保険はだいたい使えますので,キャッシュレスで診療・治療が受けられます。  娘も入院中は完全個室で24時間看護の病室で,医者も執刀医の外科医と,これまで何回か罹った時の小児科医が, 毎日必ず様子を見に来てくれ,患者の側としては非常に安心していられることができました。 よって, あとの請求がどんなものかチョット怖かったのですが,手術費用,入院費用など全て含めてしめて7万バーツ(今のレートで約21万円)でした。

 この費用が日本と較べて高いか安いかは判りませんが,とにかく海外旅行傷害保険に入ってて良かったというのが正直なところです。 2年契約で約10万円の掛け金でしたので,もうモトはとれました。 保険会社のマワシ者という訳ではありませんが, 海外に旅行されるときは,医療システムや言葉も違うし,いくら掛かるか判りません(特に日本人はフッカケられることもある!)ので, 例え短期間でも是非とも海外旅行傷害保険への加入をお勧めします。

 今日は久々に本来のページにバンコクの交通渋滞事情を追加しました。