タイの気候は日本に比べると,概して年中暑いのだけど,だからといって半袖だけでは身体を壊してしまう。 なぜなら,建物という建物,冷房付きの乗り物(舟は基本的に冷房無し,
またバスや列車の一部はエアコンなしのものがある)は,その多くがことごとく冷房を効かせているからだ。
原油の価格が徐々に上がった 2004年,タイでも省エネが叫ばれるようになり,夜10時以降はネオンサインの照明が禁止された。 しかし,冷房の設定温度に関しては触れられなかったようである。
タイの中でも首都のバンコクでは,建ち並ぶ近代的なビルやバス,高架鉄道,地下鉄などの公共交通機関に冷房が導入されており,暑い気候の中で快適に過ごすことができる。 とはいえ,多くの場合,
快適なのは外界の暑さから逃れてきたほんの数分だけで,その後は怖いほどの寒さが待っている。 汗ビッショリな時なんぞは,風邪引き一直線なんてこともあるのだ。
タイに旅する方も住む方も,薄手の長袖を1枚,常に携行することをお勧めする。 暑ければ着なくて済むのだが,寒い時ばかりはどうしようもない。 タイの人達がここまで冷房に拘るのは,
国民性によるものではないだろうかと思っているのだが,タイの人々の国民性は別項で紹介しよう。