Report 28b | |||
〜センセーブ運河 水上バス編〜 | |||
さて次のステップ,ちょっとノウハウが要る水上バスに挑戦です。 バンコク市内には多くの運河が存在しますが,現在,定期航路としての水上バスは3つあります。
ここでは,センセーブ運河から郊外のバンカピまでの路線を例にご紹介しましょう。
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・プラトゥナーム船着場
・アソーク船着場
・トンロー船着場 プラトゥナーム以外の船着場は,運河の片側に一つしか乗り場が無く,両方向(東向き,西向き)とも同じ桟橋に発着しますので,注意が必要です。 水上バスの乗り方は,エアコン無しの路線バスの乗り方(こちらで紹介)と同様で,乗りたい方向の船が来たら手を水平に出して乗船意志を示します。 船が桟橋に着くと,空いたところから素早く船に乗り込みます。 要領がわからなかったら桟橋で1〜2本船を乗り過ごして,乗船要領を観察してみましょう。 | |||
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さぁ,船が来ましたよ。 チャオプラヤ・エクスプレス同様,船が桟橋に近づくタイミングを見て船に乗り込み,空いてる席に座ります。 降りる船着場の桟橋がどっちの岸にあるか判っていれば,降り口に近い方に座っておくと,降りる時にラクです。 | |||
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船の両側にある青いシートは日除け+飛沫よけで,普通運航中は下げていることが多いようです。 まぁ考えてみればそうでしょうね,いつも乗り飽きている地元の人は,
別に外の景色を楽しもうなんて考えないでしょうから。 従って水上バスから運河の風景をジックリ見るのは,チョット難しいかもしれません。 暫くすると,シートの外から車掌ならぬ「船掌」が手を伸ばして料金を徴収に来るので,行き先をタイ語で告げ,料金を払います。 行き先を言って(といっても, これがなかなか通じないんだなぁ...)20バーツ紙幣を出せば,切符と一緒にお釣りをくれます。 小学生くらいまでの子供は無料のようですが,これもバス同様,そのときの「船掌」の気分次第です。 | |||
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自分が降りるところが近づいてきたら,船内天井に這わせてあるロープを引けば,運転手に伝わる仕組みになっています。 ごそごそ荷物集めて降りるふりして, 周りの人にどっち(右 or 左)かを身振り手振りで聞けば大抵は教えてくれ,通路や席を空けてくれます。 この降りる時の「テクニック」も船内でマスターして下さい。 | |||
水上バスは渋滞の影響を受けることがないので,船着場での待ち時間を考慮すればバスやタクシーよりも確実に目的地に着くことができます。 そのせいか, 平日の朝夕は通勤・通学の人たちで結構賑わっています。 しかし,そんな水上バスでも弱みがあります。 雨季の終盤などに豪雨に見舞われると運航できなくなるのです。 運河の水位が上がって船が橋の下を潜れなくなる, 2001年10月には実際に水上バスが運休した日がありました。 ちょっとドブ臭い芳香が漂い,見え隠れするバンコクの庶民の生活を目の当たりにできる水上バス,ちょっと「上級者」向けではありますが,バンコクリピーターのあなた, 次に機会に挑戦しては如何?(2003年12月記) |