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バンコクの新名所? 穴場的三寺院 (2) | |||||
バンコクのプー・カオ・トーンは,アユッティアー北部郊外にある同じ名前の「ワット・プー・カオ・トーン」を模して,ラマ3世の時代に盛土が始まり,続くラマ4世の時代(1863年説と1865年説がある。 編集部推測:1863年着工,1865年竣工か?)にこの仏塔が建立されました。 その後ラマ5世の時代になって,1877年には王室から下贈された仏舎利(スリランカから贈られたもの)を王宮からこの仏塔に移す儀式が,また 1899年5月23日には,当時のイギリス植民地下のインドから贈られた仏舎利を納める儀式が執り行われています。 ところで,このインドから贈られた仏舎利は,1898年にお釈迦様の国 kapilavastu(カピラヴァストゥ)で発見されたものとのことですが,「業界」ではこの kapilavastu の場所が未だ特定できてない(日本の「邪馬台国」みたいな感じか?)そうです。 現在では2か所に絞られた模様で,
閑話休題。 この仏塔の高さも諸説あり,この仏塔で貰ったパンフレットでは「100mの高さ」,各種ガイドブックでは「尖塔部までの高さが78m」や「標高78mの丘」などの表記があります。 高さがそこ数m違ったところで大勢に影響はありませんが, まぁ高さは概ね 100m といったところでしょう。 | |||||
ワット・サケット境内の「登山口」から仏塔の頂上を目指して登ります。 頂上への階段は北側と南側からの2つがあり,初めての場合は「南登山口」からの方がわかりやすいでしょう。
「北登山口」にはタイ語でプー・カオ・トーンと書いてあり,地元の人達にとってはこちらからの方が判りやすいかもしれませんね。
階段を上ること15分ほど,丘の上の仏塔に到着です。 ここでタイのお寺のしきたりどおり靴を脱いで,仏塔に入ります。 入場料は寄付制で,「賽銭箱」には 10バーツと書いてありました。
仏塔内に入ってお布施(入場料)を納めると,パンフレットを戴きました。 お参りして塔内をまわります。 狭い階段を登ると黄金のパゴダが聳える「屋上」に。
ここにはバンコクを西の方から 360度望むパノラマが待っています。 西を見渡すと,ワット・アルンやワット・プラケオなども見えますよ。 でも現代バンコクのトレードマークであるバイヨークタワー2は,
近くのホテルの陰になって見ることができませんでした。
このお寺も,時期を選べば高台で心地よい風を感じることができます。 取材した時も老若のカップルが何組か。 現実の雑踏を少しばかり忘れられる一角に足を伸ばしてみませんか? (2004年11月記)
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