Myanmar Report 3.1 | |
さようならヤンゴン | |
バンコクへ帰る時がやってきました。 ヤンゴンの街から北の方にある Yangon International Airport へ向かいます。 | |
ヤンゴンの空港は 1960年代初頭まではこの地域のハブ空港だったようで,KLM, BOAC, エール・フランス,Pan Am, ノースウエストなど現在は存在しない会社も含め, 欧米の各航空会社が乗り入れていました。 当時東南アジア域外へ出るには,まずヤンゴン(当時のラングーン)に行くことが条件だったようです。 現在のヤンゴンの空港は40年前の賑わいこそありませんが,バンコクをはじめクアラルンプール,シンガポール,台北,北京,昆明,ダッカなどと定期便で結ばれています。 一時期,ミャンマー国際航空がヤンゴン〜東京便の就航を計画していたようですが,結局実現していません。 日本からヤンゴンへ行く場合,便利さを考えればバンコク経由が現実的でしょう。 空港が近づいてきました。 街は「普通」でも,ミャンマーの政情を理解した行動をとらなければなりません。 空港や軍用施設など,下手に撮影して罪に問われる恐れがあるところでは, カメラは仕舞うことが肝要。 本心は空港でもいろんな映像を撮影したかったのですが,無用なトラブルを防ぐために,グッと堪えてカメラはバッグに入れました。 | |
ヤンゴンとバンコクを結ぶ定期便は,タイのタイ国際航空(航空会社コード:TG),バンコク・エアウェイズ(PG),プーケット・エア(9R),ミャンマーのミャンマー国際航空(8M)の両国航空会社の他に, バングラデッシュのビーマン・バングラデッシュ航空(BG)も運行しています。 かつてはブータン王国の Druk Air が運行する Paro からバンコクへの定期便が,途中でヤンゴンに寄港していましたが, 今は運行されてないようです。 蛇足ですが Druk Air は,ブータン王国の Paro の空港が狭く小型の飛行機しか所有できないため,イギリス製 BAe-146 型機(72人乗り)を使って運行しています。 Paro からバンコクまで直接飛ぶことが困難なので,途中でヤンゴンに寄港していたものと思われます。 ちなみに,現在 Paro からの便はインドの Calcutta(コルカタ,かつてのカルカッタ)またはブッダガヤ近郊の Gaya 経由でバンコクと結んでいるようです。 閑話休題,バンコクに向けた飛行機が滑走路を走り出しました。 心地よいミャンマーの地ともお別れです。 さて,次はいつミャンマーの地を踏むことでしょうか。 叶うものならミャンマーの古都, バガンの街を訪れてみたいと,将来の夢を胸に帰タイの途に着いたのでありました。 | |
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