May 2006

2006年5月1日(月)
バンコクとブータン王国の Paro を結ぶ Druk Air の
BAe-146-100型機(バンコク・ドンムアン空港で)
 ゴールデン・ウィークの前半を利用して,3月から作り始めていた ミャンマー(ヤンゴン)旅行記 をやっとのことで仕上げました。 まぁ,今回はネタが少なかったのと, 特にシュウェダゴン・パゴダに関しては,サイトや文献を探して回りましたが,コレ!という参考になるものがなく,記憶や乏しい記録を基に何とか作ってみました。  ページの記述の中には,必ずしも正しいものでないものもあるかもしれません。 お気づきの点があれば,お知らせ下さい。

 ところで,「さようならヤンゴン」のページで触れている,ブータン王国の Druk Air の飛行機の写真をバンコクの空港で撮影していたので,今日はその映像を紹介しましょう。

 この飛行機はイギリスの British Aerospace 〜1977年4月に当時のイギリスの航空機メーカー4社を統合した国有航空宇宙企業〜 のもので,小型にもかかわらずジェットエンジンを4基搭載し, 短い滑走路の空港でも離着陸できる特徴があります。 上の写真は 2002年12月,カンボディアのアンコールワットに旅立つ時に空港で撮影したもの。 この程度の小さな飛行機なので, バンコクから直接ブータン王国の Paro まで飛ぶのは難しく,途中でインドの Calcutta や Gaya に寄港しているわけです。


2006年5月2日(火)
 昨日の福岡は最高気温が 28.5℃まで上がって暑いほどの1日でしたが,今日は少しばかり「涼しい」感じ。

 昨日,ミャンマー(ヤンゴン)旅行記 を仕上げてから,ちょっと気が抜けています。 次の「特集」,いつから掛かろうかなぁ。 ネタは結構揃っているので,それなりの大作になりそうなのですが, 相手が大きすぎて取りかかるのが怖いほど(笑)。 でもタイのネタがいっこうに増えないので,サイトのタイトル負けしてますね。

 今日は連休の合間で暦どおり仕事でしたが,周りは休暇を取っている者もいて,仕事にならず。 仕事の帰りには,伸びていた髪を切って帰ってきました。  明日からはこれまた暦どおりですが,あんまり休みが続くと来週の月曜が怖い?! 休み中はちょっとウロチョロしてこようかな。


2006年5月3日(水)

熊本城は本丸御殿大広間復元工事中
 休みのウロチョロは,熊本にやってきました。 加藤清正が 1607(慶長12)年にこの地に城を築いて来年で400年,今熊本城では天守閣の南東側で本丸御殿大広間の復元工事が行われています。  今日から3日間,工事中のこの本丸御殿大広間が特別公開されるという情報をドラ息子君が入手してきたので,編集部一同で取材に行ってみました。

 ゴールデン・ウィークの「渋滞」を避けるべく朝は6時前に起き出し,博多駅を7時台に出発する下り列車に乗り込みました。 が,時既に遅し,指定席はもとより自由席も満席。 熊本までの1時間半ほど, 結局座れずじまいでした。

 天気は上々,熊本城へ着いたのは 9:30 を回った頃。 本丸御殿大広間の一般公開は 10:00 からと聞いていたものの,既に数十人の行列ができており,先頭は既に中に入っていました。  どうやら早めにスタートしたようです。 20分ほど待って,順番が回ってきました。 安全に配慮して1つ1つ丁寧に消毒したヘルメットを見学者に配っています。 取材の地元テレビクルーも, カメラや照明を持って駆けつけています。

 工事中の大広間の中に入ると,ところどころ頭上注意のところがあります。 柱や梁は,それはそれは大きいもの。 直径が2mもあろうという梁の原産地を工事関係者に尋ねたところ, 宮崎〜熊本の県境の山から切り出してきたとのこと。 スゴイですねぇ,まだあるんですねぇこんな木材が・・・。

大きな梁と工事中の土壁
 400年前の造りを可能な限り忠実に再現すべく,壁は竹で編んだ上に漆喰を塗る昔ながらの土壁。 湿気が多い気候を考慮して,柱や梁にも極力鉄釘を使わない構造になっているようでした。  天井を張る前の屋根裏には照明がほどこされており,構造がよく判ります。

 が,よ〜く見ると上の方の壁構造のところに石膏ボードらしきものが。 案内のおじさんに尋ねると,耐火構造上必要とのことで,完成後に天井裏になる部分には,石膏ボードを使っているところもあるとのこと。  忠実な復元を進める文B科学省と,建築基準法の遵守を求める国D交通省の鬩ぎ合いが見え隠れしているような・・・とは,編集部の考え過ぎか?

 見学中に地元の民放と某放送協会からインタビューを受け,熊本のローカルの時間枠で放映されたようです。 この大広間,完成は来年度になるとのこと。 久し振りに編集部一同で取材に出かけ(取材を受け)た一日でした。


2006年5月4日(木)
今や日本では珍しい麦畑
 今日は全国日本晴れ,昼間は汗ばむほどの気候になりました。 世間では帰省ラッシュに伴う渋滞や混雑の話題がニュースで流れています。

 今日の昼食は小さな食堂で肉うどんを食べました。 一般に肉うどんは肉の煮汁が,基のうどんの出汁の味を隠してしまいがちなのですが, 今日のお店の肉うどんは,うどんの出汁の味が肉の煮汁の味で損なわれていない,バランスがとれた味でした。

 うどんを食べながら,この材料の中で "Made in Japan" は何だろうと考えたのですが,思いつくのはどうやら「水」だけ。 今や葱さえも中国産が輸入されているご時世ですからね。  今この瞬間に世界中が鎖国したら・・・真っ先に行き詰まるのは日本,そして最後まで残るのは恐らくタイであろうと,よく考えます。


2006年5月6日(土)
川を泳ぐ鯉のぼり
 黄金週間中は少し暑いほど,ずっと良かった天候ですが,今日は昼前から雨が降り出しました。 暫く乾燥気味だったので,程よいお湿りでしょうか。

 今日の毎日新聞夕刊(九州版のみ?)紙上で報道されてましたが,熊本市の熊本城の南側を流れる坪井川で珍しい姿が目撃されています。 普通は空を舞う鯉のぼりですが, ここでは鯉本来の姿,川を泳ぐ鯉のぼりが棲息しているのです。

 各地の観光地などで,川の上に張ったワイヤーに数え切れないほどの鯉のぼりが空を舞っている風景はよく見かけますが,川の中を泳いでいる鯉のぼりの姿は珍しいのでは?

 今日の映像は,熊本城の本丸御殿大広間を見学に行った5月2日に撮影したものです。 暦の上の休みもいよいよ明日まで。 明後日の月曜日から始まる「普通の日常」に備えて,ゆっくりと気分と躰を休めましょう。


2006年5月7日(日)
熊本城の飯田丸五階櫓(平成17年3月復元)
 暦の上の赤い数字も,いよいよ今日までになりました。 暦どおりやそれ以上に休みが取れて日頃の疲れを癒した方,家族との行楽に「疲れた」方,いろいろな想い出ができた方,それぞれに楽しめたことでしょう。

 交通機関をはじめ行楽地のレストランや宿泊施設,各地の催しに携わった方々など,この時期だからこそ忙しかった皆さんはお疲れさまでした。 休みがとれた人々が楽しめたのも,様々な場面で勤務して戴いた皆さんのお陰です。 ありがとうございました。

 今日の映像は,熊本城内の飯田丸五階櫓です。 この建物は熊本城復元整備計画により平成17年3月に復元されたもので,普段は一部しか公開してませんが,この3〜5日には建物内部の全てが一般公開されました。


2006年5月13日(土)
パンジーの花
 ゴールデンウィークも終わって,もとの生活に戻っています。 天気に恵まれた日が続いたせいもあって,少しばかり乾燥気味だったのですが, 今週は雨の日が何日かあって,埃っぽさも和らいだ福岡です。

 連休に気を抜きすぎたからか,ちょっとヤル気が薄らいだ今週でした。 ここに書く話題も「コレ!」というものを思いつかず,何か惰性で書いているような感じ・・・。

 プロ野球はセ・パ交流戦が始まりました。 編集部ご贔屓の福岡ソフトバンク・ホークス,なかなかスパッと勝てないようですね。 今月は1度くらい試合を見に行こうかな?

 トップページの写真を,タイ西部・カンチャナブリの奧にあるミャンマー国境のサンカブリーの風景にしてみました。


2006年5月14日(日)
タイ中部ピマーイの遺跡(2003年11月撮影)
 今日は朝からいい天気,気分的にも休まるような心地の福岡でした。 朝から買い物に出かけ,昼食は子供達とお好み焼き作り。  今日は母の日ですからねぇ。 美味しいお好み焼きができましたが,作りすぎたのでその分は冷凍庫へ。 数日間はヨメはんのランチになることでしょう。

 夜,NHK の BS2 で世界の人気テレビ番組を紹介する番組をやってました。 今日はタイの人気番組がいくつか紹介されてましたよ。 バンコクで見たことあるような懐かしい番組がゾロゾロ。  久し振りのナマのタイ語に,思わず耳がダンボに。 母の日の主役のヨメはんは,途中まで懐かしそうに見てましたが,先が見えるようになると,さっさと風呂に入りに行ってしまいました。  まぁ一昔前の日本の番組のノリに近いものがありますが,タイの人でなければ判らない(=日本人にはわからない)ものもありますね。 これが文化というものです。

 タイのカルチャーに接する番組は,NHK-FM で月曜日の夜 23:00 から放送されている「アジア・ポップス・ウィンド」があり,時折りタイの歌手が紹介され,ポップス(タイポップ)が流されます。

 今日の画像はタイ中部,ピマーイのクメール遺跡のものです。 今日もソフトバンクの勝ち試合を見ながら タイエピソード〜Episode 9〜 をアップしました。 ご高覧下さい。


2006年5月20日(土)
道路沿いで凧を売る風景
(タイのパタヤー近郊で 2001年11月撮影)
 今年は早くも台風らしきものが近づいてきました。 昨日はこの時期にしては強い風も吹き,1日すぐれない天候でしたが,今日は昼前から日射しが戻ってきた福岡です。

 最近,Ruth Benedict の「菊と刀」(訳:長谷川松治,原題:THE CHRYSANTHEMUM AND SWORD - Patterns of Japanese Culture, Boston 1946)を少しずつ読んでいます。 いやぁ,これは 60 年前に書かれたものですが, 現代の日本にも十分当てはまり,インパクトがあります。

 作者の Benedict 夫人は,日本を一度も訪れたことがないにもかかわらず,我々が読むと「ドキッ」とするような日本人の行動パターン,心理状況などを鋭く表現しています。  例えば「日本人はあらかじめ計画され進路の定まった生活様式の中でしか安心を得ることができず,予見されなかった事柄に最大の脅威を感じる。」などです。

 まだ全部読み終わってないので,この先読み進むと新たな発見があるかもしれません。


2006年5月21日(日)
 暑さをも感じる福岡でした。 台風から変わった低気圧は予想より早く東に去ったので,昨日の夕方頃から雨は上がり, 今日は朝から初夏を思わせるような一日でした。

 久し振りに街に出て,今日の昼食は丼系のチェーン店でチキン南蛮を食しました。 でも,肉がブヨブヨで軟らかすぎ。 タイで口にしていた,あのガイヤーン(焼いた鶏肉)の締まった肉とは大違い。  日本なのだから仕方ないのかなぁ?

 特別リポートにミャンマー旅行記に続き,西安・洛陽(中華人民共和国)旅行記 の連載を開始しました。 いやぁ,これは カンボディア〜アンコールワット〜旅行記 を凌ぐ「大作」になりそうなのです。  気長に作りますんで,期待することなくお待ち下さい。


2006年5月25日(木)
7回裏・ホークス攻撃前の黄色い風船の舞

勝利の花火
 今日はふとしたことから,ヤフードームに福岡ソフトバンク・ホークス対横浜・ベイスターズの試合を家族で見に行きました。

 座った席は1塁側の結構高いところ。 全体が見渡せていいところです。 試合は既報の通り 5x-1 でソフトバンク・ホークスの勝ち!  これまでの統計によると'96年製トンピン娘が行く時には,ホークスは勝っているようです。

 勝ち試合の後は,ドームの中で花火の披露。 試合も 21時過ぎに終わったので,22時前には帰ってこれました。  久し振りにイイ感じでの野球観戦でした。


2006年5月27日(土)
中国ではオート三輪が現役(2003年8月)
 昨日の夜は久し振りに遅くまで飲み歩いたので,今日は疲れ気味。 雨もシトシト降ってる週末です。 この5月は日照時間が平年より少なく, 青モノ野菜の価格も上がっているようです。

 さて,先週から取りかかっている 西安・洛陽(中華人民共和国)旅行記 ですが,どうやら相手が大きすぎて手こずっています。  なんだか,ドンドン沼に填り込んでいくような感じ。 いろいろと調べたくなって,先に進んでいません(笑)。

 さぁ,この先どうなるんでしょうかね? インドという国も,人によってはドップリ填るようですが,中国(大陸)も同様のようです。  現地で撮影してきた 1500枚ほどの画像を前に,どのように編集するか試行錯誤しています。 どうか,気長に進捗を見守ってやって下さい。


2006年5月28日(日)
橋田さんの処女作 (1993年発行)
 橋田さん,その後如何お過ごしですか? 福岡に来られるのを首を長くして待っていますよ。

 橋田さんが出入りしていた福岡のテレビ局は,地上デジタル化に備えてなのでしょう,少しばかり移転したところもありますよ。 N■Kは,一足早く地上デジタルの放送を始めました。  まぁ,デジタル云々と言っても,現地の映像を鳩やノロシで送ろうとしていた橋田さんのことですから,あんまり関係ないのかな。 イラクの方は相変わらずで,今でもドンパチやってます。  最近はむしろ,イランの方が強硬に核開発を進めてアメリカさんに対抗しており,「仕事」には向いているかもしれませんね。

 昨日はインドネシアのジャワ島で大きな地震がありましたよ。 現地では甚大な被害が出ており,死傷者も多数の模様です。 世界各地から救援物資や救助部隊が現地に向かっているようですが, まだ届いてないようです。

 そして今日はニューギニアやトンガでも地震が発生しています。 こちらは特に大きな被害は出てないようです。 それにしてもあちこちでよく揺れています。

 今日は,橋田信介さんに会えなくなって2年が経つ日です。 橋田信介さんについては,不屈の白髪将官 のページに紹介していますので, ご覧下さい。