May 2011

2011年
5月3日
(火・祝)

憲法記念日
【山陽本線開業120周年記念入場券】

記念入場券の表紙
 最近、岡山に行く機会がありました。 2年前の日記 のとおり、このところ、何故かこの時期には岡山方面に行くことがあるのですが(謎)。

 JR岡山駅を彷徨いていると、窓口横の壁に【記念入場券売場】の張り紙あり。 岡山駅の開業○○周年の記念入場券かな?と勝手に思い込んで、最寄りの駅員さんに「2枚下さい」と言うと、「2セットですか?」の確認。  あれ?セットものなのかな?と、「1ついくらなんですか?」と尋ねたら、確認してきますと一旦扉の向こうの事務所に入って行かれました。 暫くして「1900円です。」との答えが返ってきたので、「じゃ1セット。ところで、何の記念入場券ですか?」と、 再び尋ねたら、また扉の事務所に消えて行かれました。

 暫くして「山陽本線の開業120周年の記念入場券セットです。」と、売り物が何か判りました。

 まぁ、1セット入手できてよかったのですが、【記念入場券売場】なる、何の記念入場券なのかの説明無しの表示に加えて、駅員が自分の駅で販売している物を知らないと、一般商店ではとても考えられない商売をやってるんですよ、JR西●本さん。 シッカリしてくれェ〜。


記念入場券セットの「中身」

 中身は、東から徐々に西に延伸してきた山陽本線が、1891(明治24)年に尾道まで開業したので 120周年を記念して、当時開業した 14駅の入場券を硬券(昔、駅の窓口販売で売っていた分厚い硬いキップ)のセットとして販売していたモノでした。

 件の駅員さんには、何の記念入場券で1セットいくらかを明示するようお願いしましたが、さて、改善されたでしょうか?


2011年
5月4日
(水・祝)

みどりの日
【快適な九州新幹線直通車両:みずほ・さくら】
 今回の岡山往復では、3月12日(東日本大震災発生の翌日)に開通した九州新幹線から直通で新大阪まで乗り入れている「みずほ」と「さくら」を利用しました。


みずほ・さくらの指定席は片側2人掛け

 その理由は簡単で、従来の「のぞみ」や「ひかり」だったら、普通席(指定席・自由席)は通路を夾んで片側2席、もう片側3席の1列5席ですが、「みずほ」と「さくら」の指定席では、片側それぞれ2席(1列4席)のグリーン車並みの広い座席に座れるからですよ。  車両が新しいせいもあるかもしれませんが、トンネル出入りの時の気圧変化(耳が聞こえにくくなる、アノ現象です!)も、「のぞみ」や「ひかり」に較べると軽減されていたような・・・。


肘掛けの先端にあるドリンクホルダー

 各席のドリンクホルダーも、肘掛けの先端にカッコ良く設備されています。 このホルダーはクチが広いので、缶やペットボトルのみならず \100程度の紙パックも置くことができるスグレものなのです!


窓の下の足下にあるAC電源

 各席の窓の下には、携帯電話の充電やパソコン作業用に 100V-2A のコンセントが常備されています。 各車両の両端、扉の側の席では座席正面の壁面にコンセントがあります。 こんな気遣い、いいですねぇ・・・。 でも、容量(使える電気の量)は限られているので、 ヘアドライヤーなどは使えませんよ。 また、注意書きの表示のとおり、新幹線が走っている時と停まっている時や、走っている場所によっては、数ボルト程度の電圧が変化する可能性があります。 まぁ、携帯の充電やラップトップのパソコンの使用では、 殆ど影響ない範囲と考えられますが、念のためご注意下さい。


2011年
5月5日
(木・祝)

こどもの日
【あの「セノハチ」の急勾配を実感!】
 今日も岡山往復編です。 今日のタイトルを見ただけで「ピン!」と来た方は、かなりの鉄道通(最近では「鉄チャン」?)ですね。


(左)八本松駅(東広島市)、(右)瀬野駅(広島市安芸区)の駅表示

 今日のタイトルの「セノハチ」とは、JR山陽本線の瀬野駅(広島市安芸区:下関側)〜八本松駅(東広島市:神戸側)間:10.6km にある、日本でも屈指の急勾配のことです。  この区間は、山陽本線の中でも指折りの難所になっており、瀬野駅から八本松駅に向けて瀬野川沿いを走る線路が、最大勾配22.6‰(パーミル:水平距離1000m当たりの高低差)という極めて急な勾配をもつ上り坂で、 鉄道通にはお馴染みの場所です。


山陽本線・八本松>瀬野間の
勾配標識:22.6‰(パーミル)
 かつて機関車が客車を牽引していた頃は、この上り坂だけは補機(別の機関車)が付いて後ろから押し上げていました。 現在では、この区間向けの大型モーターを持つ電車に変わったので、旅客列車での補機はありませんが、 今でも機関車で牽引する貨物列車には、補機が付いているとのことで、鉄道写真の愛好家(「撮り鉄」)には格好の撮影場所となっています。

 今回、岡山からの帰りにJR山陽本線の普通電車に乗って、広島まで行ってみたのですが、途中でこの「セノハチ」を思い出し、列車からの映像を探してみました。 岡山から広島向きに乗ったので、セノハチの下り坂を体験したのですが、 実感でも結構な勾配。 ジェットコースターにでも乗っているような感じ。 窓の外にカメラを向けてファインダーを覗いていると、勾配標識が眼に入ったのでパチリ! これがこの区間の勾配 22.6‰の何よりの証左。  自分的にはイイ写真が撮れました(単なる自己満足?)

 ということで、この3連休は、岡山行きの時に仕入れた鉄道ネタ3連発でした。


2011年
5月8日
(日)
【ヘッドフォンのリペア(その2)】
 3月に頭頂部の破損を補修したばかりのヘッドフォン、実は岡山行きにもお供願ったのですが、使っていたらミルミルうちにイヤーパッド(耳あて)がボロボロになってしまいました。 まぁ、それほど「立派」なものでもないのですが、 ノイズキャンセリング機能がついているし、まだ十分使えるので、何とかリペアできないものかと策を巡らせていました。


(左)イヤーパッドがボロボロになったので (右)いつもの \100 ショップで材料調達

 スポンジでできているイヤーパッドは、表面の薄いビニル製のカバーが破れてボロボロになっています。 残念ながら替えのイヤーパッドは市販されてないので、岡山巡業(謎)中に、イヤーパッドのリペア方法を考えていました。
  
〔今回のヘッドフォンのリペアの材料〕
部 品材 料税込価格
イヤーパッド
カバー
ストッキング\105
カバー固定用両面テープ\105
イヤーパッドと
本体の固定用
ワンタッチテープ
(縫製タイプ)
\105

 思いついたのが、イヤーパッドを本体から外して耳障りのいいストッキングで覆い、本体に取りつけて復原しようというものです。

 3月と同じように「お得意先」の \100 ショップに走り、右のような材料を揃えました。 耳に直接当たるイヤーパッドのカバーにストッキング、固定用に両面テープ、 そして、ストッキングで覆ったイヤーパッドを本体に取りつけるためのワンタッチテープ(縫製タイプ)の3つで、締めて\315(税込)です。


(左)イヤーパッドに両面テープを(右)適度な大きさに切ったストッキングを被せる

 イヤーパッドを本体から外して両面テープを付け、一回り大きく切ったストッキングで包んでいきます。 粘着力が少し弱い感じがしますが、ヘッドフォンをかぶって使う時は両側から締め付けることになるので、 使わない時に外れなければ、それでヨシとしましょう。


(左)イヤーパッドと本体に両面テープを使ってワンタッチテープ(縫製タイプ)を着ける
(右)イヤーパッドを本体に元どおりに着けてリペア終了 ちょっとの隙間は眼を瞑ろう


イヤーパッドも綺麗になりました

 ストッキングで包んだイヤーパッドを本体に固定するために、イヤーパッドと本体に両面テープでワンタッチテープ(縫製タイプ)を付けます。 イヤーパッドの固定方法はいろいろ考えてみましたが、今回包んだストッキングも、時が経てば破れるだろうと考え、後々イヤーパッドのストッキングを取り替えられるように、イヤーパッドの本体への固定としてワンタッチテープ(縫製タイプ)を採用したものです。

 こうして、ヘッドフォンの頭頂部とイヤーパッドの破損をリペアし、元のとおりに使えるようになりました。 耳に当たるイヤーパッドのリペア費用は \315 と、リーズナブルに済みました。 ストッキングが破れたら、また補修すればいいので、暫くは使えるでしょう。


2011年
5月14日
(土)
【地デジアンテナを四苦八苦して設置】
 福岡は週明けから3日ほど雨が降りました。 九州ではこのところ雨が少なく、水に弱い福岡では早くもこの夏の渇水が心配されています。 今回の雨で少しばかり水瓶のダムに水が貯まったようです。


何だ!このサカナのホネは・・・?
 トップページをご覧の皆さんは既にお気づきかと思いますが、先日 地上デジタルTVアンテナ製作&設置奮戦リポート をアップしました。 コトの顛末は、 このページを見て戴ければ判るのですが、編集部に導入した地上デジタルとBSデジタルが受信できる薄型テレビも、やっとのことで「マトモ」に見ることができるようになりました。 今までは、 テレビ局によっては受信できないことがあったので、タイマー録画をしても結局録画できてないこともありましたからねぇ・・・。

 4月3日の日記 で触れた「あること」とは、この地デジアンテナの製作と設置のことで、今日の写真のサカナのホネは作った地デジのアンテナです。  「地デジのアンテナって、こんなんでいいの?」と思われる方もあるかもしれませんが、まずは 地上デジタルTVアンテナ製作&設置奮戦リポート をご高覧下さい。  何とか編集部のテレビ受信システムも完成しました。


2011年
5月15日
(日)
【Hawaii の LION Coffee】
 ゴールデン・ウィークに Hawaii に行くという方がいたので、「土産は LION Coffeeね!」と冗談半分に頼んでおいたところ、本当に買ってきて戴きました。  編集部への貴重な差し入れ(それも舶来品!)、有難うございます。


(左)このパッケージですよ (中)付属の『ミニ洗濯ばさみ』がいいですね
 (右)日本も 0044 の電話番号が記載されています

 そうそう、このパッケージですよ。 早速飲んでみましたが、炭焼珈琲のようなカラッとした味、編集部にはお似合いです。

 そして、この『ミニ洗濯ばさみ』がいいですね。 飲めるうちはパッケージの密封用に、使い終わったら何かチョット使えそうです。 まぁ、洗濯物干しには使わないでしょうけど(笑)。

 パッケージには、日本の電話番号も記載してあります。 0044 で始まる馴染みがない番号なので調べてみたら、ソフトバンクテレコムの自動着信払いの番号でした。 でも FAX の 00531 というのは、よく判らない番号です(謎)。  どなたか、どこに繋がるか「通話試験」してみませんか?(笑)


2011年
5月21日
(土)
【第42回日展@福岡市美術館】
 東京支社開設中は、港区六本木の国立新美術館 に見に行っていた日展。 今回は、今日から福岡市美術館で開幕した巡回展を見に行きました。


今日から始まった日展巡回展@福岡市美術館

 巡回展では展示スペースも限られるため、残念ながら東京の国立新美術館のように全作品を見ることができないのは、仕方ないですね。 日展の九州の巡回展は、殆ど福岡市美術館で開催されています。  東京支社開設前は何度か見に行ったことがあり、どこにどんな展示があるのかだいたい判るので、結構見易かったですね。

 でも、鑑賞中のお客さまの前を平気で通ったり、他のお客さまが見てらっしゃる作品に、数人連れの女性陣が「これよ、コレ!」なんて大きな声で叫びながら、『そこのけそこのけ●●が通る!』と言わんばかりの振る舞いなど、 目に余る風景もありました。 美術作品の鑑賞に当たっては、最低限のマナーは身に付けた上で来場して欲しいものです。


2011年
5月22日
(日)
【追悼:アタックチャ〜ンス&暗闇指令】
 残念な報せです。 まずは、このところは毎週日曜日の午後の時間帯に「アタックチャ〜ンス」でお馴染みだった児玉清さん。 昨年の大河ドラマ「龍馬伝」では、龍馬の父親役でも出演されてました。

CDジャケットになった児玉清さんの作品
竹内まりや「幸せのものさし/うれしくてさみしい日」
(2008年5月21日発売:WPCL-10475)
 恐らく多くの Blog などでご紹介されていることと思いますが、児玉さんは切り絵の素晴らしい作品も数多く創られており、編集部が敬愛する山下達郎師匠の奥さまである竹内まりや女史の 2008年のシングル 「幸せのものさし/うれしくてさみしい日」のジャケットも、まりやさんのオファーにより製作されています。 編集部の所蔵品として現物がありましたので、今日はその映像をご紹介します。  ちなみに、コレまだ封切ってませんでした(笑)。

 昨日は昨日で夜遅く、俳優の長門裕之さんの訃報も報じられていましたね。 長門さんといえば、和田慎二原作の「スケバン刑事」の暗闇指令! テレビシリーズが放映されていた時には、よく視ていました。  サングラスをかけた謎の人物の設定でしたので、最初は誰が演じているのか判らなかったのですが、暫く見てると判りましたよ。 う〜ん、カッコ良かったけど、長門さんだとチョット「重い」配役だったかも・・・。

 ご両名のご逝去は、日本のテレビ界にとっては大きな損失です。 ご冥福をお祈りします。


2011年
5月28日
(土)
【あれから7年〜橋田信介さんを偲ぶ】
 橋やん、博多にはいつ来ますか? 馴染みだったテレビ局も少しばかり移転しましたよ。 デジタル放送への移行もあと2か月足らずなので、テレビに映るんやったら、 綺麗にしとかんと、ヘンに目立ちますよ・・・。


戦場の黄色いタンポポ
(2004年11月発行)


走る馬から花を見る
(1993年3月発行)

 7年前に バンコクで衝撃的な朝を迎えて 今日で7年。 今年も橋田さんの命日がやってきました。

 橋田さんはいくつかの著作を遺されてますが、2004年11月に発行された「戦場の黄色いタンポポ」という取材交友集は、結構読みやすいのではないでしょうか。 この著作は、 ベトナム、カンボジア・ラオス、ミャンマー(ビルマ)、タイ、マダガスカルでの取材記をまとめて 1993年に発行した「走る馬から花を見る」をリマスター(?)したもので、 巻末には奥さまの幸子さんの手記も収録されています。 在りし日の橋田さんを偲んで、また読んでみようかな。

 橋田信介さんがどんな方だったかは、本サイトの 不屈の白髪将官 のページでご紹介しています。 ご高覧下さい。