Report 45a | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
再び? ビール大研究 〜周辺諸国編〜 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ビールが飲めるのは,何もタイだけではありません。 ここではタイ滞在中に訪れた以下の国のビールをご紹介しましょう。 このページでご紹介するビールは,特別研究所に持ち込むことができなかったので,
残念ながら前のページのような分析までには至っていません。 僅かに残る味に関するコメントは,編集部の主観的なものなのでご承知おき下さい。 当時の購入価格は,残念ながら既に記憶の彼方に薄れてしまいました。
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人口:540.3万人(01) |
【ラオス】 タイの北隣の小国,1人あたりの国民総所得は 290ドル (2000) と日本 (35,620ドル:2000) の 1% にも満たない,決して裕福とはいえないこの国ですが,ビールは自前で造っていますよ。 ラオスの人達に言わせると,数少ない "Made in Laos" のひとつで,彼らの誇りにもなっているようです。 ラオスはかつてフランスが支配していたので, 編集部では「ビールの醸造技術はタイから伝わったのでは?」などと推測しているのですが…。
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人口:4836.4万人(01) |
【ミャンマー】 タイの西側に位置する国。 現在は軍事政権が社会主義体制を敷いており,国外との関係を制限しているため内情が判りにくい国ですが,2005年2月現在,日本からの渡航は可能です。 編集部は2003年1月に首都ヤンゴンの街を訪れましたが,夜中の一人歩きも問題ありませんでした。 ここは,かつて東南アジア一の繁栄を誇った街とも言われています。 過去にイギリスが支配していただけあって,タイ周辺諸国の中ではビールの味が最も充実していると感じました。 まぁ,ビールの味の好き嫌いは人それぞれでしょうけど,ミャンマーのビールはコクがある「濃い」印象です。
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人口:1344.1万人(01) |
【カンボディア】 世界遺産のアンコールワットに多くの観光客が惹かれるこの国。 観光客を繋ぎ止めるためにも,ビールは貴重な資源(?)です。 現在カンボディアのビールは,首都のプノンペンの南西 250km に位置する唯一の港町, Sihanoukville にある Cambrew 社でのみ生産されています。
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人口:410.8万人(01) |
【シンガポール】 東南アジアで,タイに次いで観光客が多いシンガポール。 かつてイギリスの植民地だけあって,ビール環境も充実しています。 この国の Tiger ビールは,今や東南アジアを代表する銘柄にまで成長しています。
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人口:2億2484万人(01) |
【インドネシア】 あの Heineken があるオランダが,かつての植民地であったにもかかわらず,主な宗教がイスラム教(=酒が飲めない)であるからか,この国のビールには「美味さ」を感じませんでした。 宗教が文化に影響を及ぼすことを,身をもって実感した一例です。
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人口:1933.8万人(01) |
【オーストラリア】 ここもかつてはイギリスの植民地だったことから,その影響を大きく受けています。 全般的には Bitter 系が好まれているようです。 クィーンズランド州の XXXX は,最初にオーストラリアに行った 1988年以来, 久しぶりにお目にかかりました。
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人口:8200.7万人(01) |
【ドイツ】 ビール王国ドイツのビールを1種類しか紹介できないのはさみしいのですが,手元には残念ながらこの KaDeWe ビールのデータしかありません。 このページはタイ及び周辺諸国(アジア)のビールをご紹介したかったので, このドイツは「オブザーバー」というか,ご愛敬っちゅうことでご容赦下さい(笑)。
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人口:2240.6万人(01) |
【台湾(中華民国)】 台湾(中華民国)からも「一人」しか紹介できなくてスミマセン。 この国のビールの歴史は日本人が設立したビール会社に始まるとのこと。 そのせいか,日本人には飲みやすい感じでした。
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人口:13億人(01) |
【中華人民共和国(大陸)】 流石に広大な国土だけあって,各地にビール醸造所が点在しています。 日本でいえば焼酎か日本酒のような感じで,東南アジア諸国では動物の名前が多い銘柄も,中国では産地が銘柄になる例が多いようです。 また,国が広すぎるからか国民性なのか判りませんが,ビンや缶の内容量がマチマチです。 まぁ必ずしも統一する必要性というのも特にはありませんが…。
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いくつかの国でビールを楽しみましたが,その国の気候,文化,歴史,宗教,国民性などが,地元のビールの味に微妙な影響を及ぼしていることを実感しました。
各国の左の欄に人口,観光客数,観光収入,宗教や旧宗主国などのデータを載せたので,皆さんそれぞれの「解釈」の参考にして下さい。 最後にひとつ,編集部で確認したことは,どの国にせよ地元の料理には地元のビールが一番合うということでした。 いろんな国で,いろんなビールをお楽しみ下さい。(2005年2月記)
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