August 2006 | |||
2006年8月5日(土) | |||
今日は台湾の知己が,はるばる編集部までやってきました。 いや,このサイトを見たので是非とも編集部を訪問したいといって来たのではありませんけどね(笑)。 明日関西国際空港から台湾に帰国するというので編集部の滞在時間は短かったのですが,久し振りの再会にいろんな話をしました。 彼は日本の歴史や文化をよく勉強しており, 今日一番の質問は「日本書紀と古事記の違いは何か?」というもの。 これには編集部もタジタジで,慌ててサイトを探し回って答えを探し,何とかお答えしました。 こちらからの質問で興味深かったのは「台湾の人達は,中国本土に簡単に入国できるのか? VISA などは必要か?」に対する答。 台湾については,台湾側の中華民国は 「台湾は一国家であり,大陸の中華人民共和国とは別の国」としていますが,大陸の中華人民共和国は「台湾はあくまでも中華人民共和国に属する省の1つ」と主張しています。 従って,台湾の中華民国からすれば大陸の中華人民共和国に行くには「海外渡航」なのですが,大陸の中華人民共和国からすれば「単なる国内移動」に過ぎないのです。 で,現実はどうなっているかというと,台湾の中華民国の人達はパスポートに加えて「台胞證」なるものを取得して大陸の中華人民共和国に渡るとのこと。 この「台胞證」は VISA ではなく,あくまでも「台湾の人間であることの証明書」として流通するものだそうです。 第三者から見れば VISA のようにも解釈できるのですが, まぁアジアの得意技というか,うまいところ纏めたモノだなぁと感じました。 編集部近傍の福岡タワー,7月〜8月の夜間は天の川のイルミネーションで飾られています。 | |||
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2006年8月6日(日) | |||
以前購入したものは,横方向のみならず縦方向にも首を振る「立体首振り」だったのですが,店の人に聞いたところでは,最近の機種は殆どが昔どおりの「水平方向」の首振りに戻っているとのこと。 重量 4kg ほどの扇風機を歩いて持って帰ってきました。 ところで,南方の方では頭の上にモノを載せて運搬する光景をよく見かけますが,これって日射しから影を作るためという目的もあるのでは?と, 持って帰ってくる時に考えたのですが・・・。 今日は広島の61回目の記念日。 夕刻の某ラジオ番組で「長崎に続いて広島で・・・」などという,戯けたスクリプトが読まれてて,呆れてしまいました。 | |||
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2006年8月12日(土) | |||
夏らしい暑い日が続いています。 台風7号は,幸いに九州には接近しませんでしたが,関西から東海,関東,そして東北の一部では影響があったようですね。
お見舞い申し上げます。 このところ,西安・洛陽旅行記 にすっかり填り込んでしまい,タイ関連の話題に向き合うことができません。 タイ関連の話題は,暫くお待ち下さい。 (といっても,ネタが無いってのが正直なところなのですが・・・笑) まぁ,9月のスワナプーン国際空港の開港と,その後ドンムアン空港がどうなるのかってのが,至近の話題かな? 填り込んでる唐の時代の中国は,いろいろと調べてページにするのですが,どうしてもあれこれと書きたくなってしまい,スクリプトが多すぎて読みづらくなってますね。 文章を纏めるってのは, なかなか難しいものです。 唐高宗と則天武后 を新しくアップしましたので,懲りずにご一読下さい。 世間ではお盆期間が始まり,今日は帰省ラッシュのピークとか。 編集部も,少しばかり親孝行に行ってきます。 | |||
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2006年8月13日(日) | |||
今日は'93年製ドラ息子君と,北九州市門司区にある九州鉄道記念館を訪ねてみました。 場所はJR門司港駅のすぐ南東側。 ここでは,九州の鉄道の歴史について興味を深めることができます。
ここで九州鉄道記念館を紹介すれば,それでいいのかもしれませんが,臍曲がりの編集部はちょっと視点を変えて,JR門司港駅前を走る国道198号線に眼を向けてみました。
この国道198号線,全長 0.6km 程の短い国道で,神戸の国道174号線(全長187.1m),東京都港区の国道130号線(全長500m弱)に次いで,日本で3番目に短い国道とのこと。 だからどうしたという訳ではないのですが,
曰く付きの国道を目の当たりにする機会があったので,取材(?)してきました。 ちなみに今日は関門海峡の花火大会で,日没後の門司港及び下関地区は大賑わいだったようです。 | |||
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2006年8月19日(土) | |||
本日,地元の大学では中学生・高校生向けの化学の公開実験講座が開催され,'93年製のドラ息子君が参加してきました。 彼が実験したのは, 身近な水の汚染度を調査するもので,いい経験になったようです。 他には光の分離やフリーズドライのカフェーの作り方などがテーマとして挙げられ, 多くの中高生が集ってたようでした。 日頃経験できない化学実験を,身近なものとして親しむ催しは非常にいいことです。 可能であれば, 中学・高校の生徒諸君のみならず,指導する立場の先生方にもこのような場を経験して戴ければ,日常の授業も潤うのではないかと感じました。 今日の写真は,8月13日に開催された関門海峡の花火大会のものではありません,悪しからず。 唐時代を散策中の特別リポート,今日は 乾陵〜高宗と則天武后の合葬墓〜 をアップしています。 ご高覧下さい。 | |||
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2006年8月20日(日) | |||
昨夜はちょっと寒いくらいで心地よく,今日は涼しい朝を迎えました。 昨日の昼間に気温が上がらなかったのと,雨が降って地面が潤っていたからでしょう。 先週,東京電力のサービスエリアで,クレーン船により送電線が損傷し,137万戸が停電しましたね。 世の中が,如何に電気に頼っているかがよくわかる出来事でした。 ところで,件のクレーン船の所有会社が「停電による間接被害に対しては賠償責任はない」という見解を出しました。 被害を被った方から見れば「誰が責任をとってくれるんじゃ?」となるわけですが, これって,どうなるのでしょうか? 停電の被害に遭った方々の損害がどの程度なのか,原因元の会社にこれらを補償する能力があるのか,はたまた本当に補償しなければならないのか・・・ ちょっと難しい問題ですね。 不可抗力ではなく人為的な要因が潜んでいそうですから,原因元の会社が免責されるかってのも興味あるところです。 あるいは, この程度の事故(といえるレベルの事故か否か?)で電気が停まるような設備を造る電力会社に責任があるのでしょうかね? 唐時代の特別リポートは 唐永泰公主墓 をアップしました。 ご一読下さい。 | |||
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2006年8月26日(土) | |||
先日ふと福岡空港に行ったら,日本の航空界が誇る国産旅客機 YS-11 が9月で日本の商業路線から姿を消すとのこと。 この航空機は,第二次世界大戦後, GHQ により航空機開発が禁止された後に最初(で最後?)のターボプロップ中型国産旅客機として開発され,1962(昭和37)年から1974(昭和49)年までの12年間に日本航空機製造で182機が造られました。 「最盛期」には100機ほどが日本の空を飛んでいましたが,飛行機の寿命は概ね 30年程度。 日本の空からは次々に引退していき,今となっては日本エアコミュータが4機を持つのみとなってしまいました。 その4機もこの9月30日をもって引退することになったようです。 YS-11 は,数十年前に編集長が生まれて初めて乗った飛行機で,想い出深いものです。 NHK のプロジェクトXでも題材に取り上げられましたね。 この飛行機に関しては, 前間孝則氏が講談社+α文庫から出されている "YS-11 (上)(下)" が一読の価値があるでしょう。 ちょっと意表をつかれる人物も登場します。 |